ホンダの新型電気自動車「Honda e(ホンダ イー)」。そのデジタルダッシュボードの操作方法が一部公開された。
「Honda e」は、丸目のヘッドライトをはじめ、初代CIVICを思わせるデザインを持つEV。だがその内部には最新の技術が搭載されている。
インテリアの端から端までを埋め尽くす5画面の“パノラマ”デジタルダッシュボードもその一つ。このうち両端の2画面はミラーとして、ドライバーと正対する画面はメーターパネルとして機能する。
リアカメラからの画像を映し出す
今回ホンダが紹介しているのは、中央の2画面で提供される機能。12.3インチLCDタッチスクリーンによるこの2画面は、運転席、助手席に座る人に様々な機能を提供する。
中央2画面で提供されるのはナビや音楽再生など。これだけ聞くと、現在のクルマのインフォテインメントシステムとさほど変わらないと思えるだろう。だがその操作性は異なっている。スマートフォン同様、タッチスクリーンをタップしたり、スワイプしたりして操作できるのだ。
初めて使うナビシステムの操作では、使い方に戸惑うことも。だが、「Honda e」ではいつも利用しているスマートフォンに近い感覚で目的地の設定などが可能となる。
2つの画面では、異なるアプリを起動することもできる。例えばドライバーがナビシステムを起動して操作しているとき、助手席の乗員は音楽再生アプリを起動して操作することが可能だ。
サービスやアプリにはタッチパネルのほか、音声アシスタント「Honda Personal Assistant」を使ってアクセスすることも。こちらの操作方法も、スマートフォンを使っている人には親しみやすいと考えられる。
「Honda e」の仕様に少しだけふれておくと、搭載されるモーターは最大出力150PS(110kW)、最大トルク300Nmを発揮するもの。バッテリーは30分で80%までの急速充電に対応しており、フル充電で200km以上の走行が可能とされている。
最小回転半径は4.3メートル。小回りが利き、都市部でも運転しやすい仕様とされた。
現在公開されている画像はプロトタイプ版のもの。「Honda e」の製品版は2019年の終わりごろ公開される予定。