DSオートモビルが大型セダン「DS 9」の画像を公開した。フレンチラグジュアリーブランドが送り出す、「DS 7クロスバック」「DS 3クロスバック」に続く第3のモデルだ。


エクステリアでは「DS ウイング」と呼ばれる表現豊かなフロントフェイスに、立体的でダイアモンドような輝きを演出するグリルが配された。ボンネットにはDS各モデルのインテリアに使用されていた「Clous de Paris（クル・ド・パリ）」文様のセイバーと呼ばれる装飾が配されている。



リアでは、リアウィンドウに薄く造形されたハイマウントストップランプを装備。リアエンドをよりワイドに見せるアクセントとした。


ボディサイズは全長4,930mm、全幅1,850mm。2,900mmものロングホイールベースを誇るプラットフォーム「Efficient Modular Platform 2（EMP2）」の新バージョンを採用し、後部座席の広さを確保している。DSは後席の乗員にも前席と同等の乗り心地を届けるとし、後席にもヒーター、クーリング、そしてマッサージ機能を装備した。


インテリアでは「DS LOUNGE」と呼ばれるコンセプトを導入し、高い快適性を追求している。ナッパレザーで覆われたダッシュボードや、ウォッチストラップを模したデザインのシートを採用。クリスタル型のタッチボタン、アルカンターラ仕上げのルーフライニングとサンバイザー、レザー仕上げのドアハンドルも装備された。


ドライブトレインは、ターボチャージャー付PureTechガソリンエンジンとモーターの組み合わせで構成された「E-TENSE」プラグインハイブリッド（PHEV）。これに、8速のオートマチックトランスミッションが組み合わされた。「E-TENSE」は最高出力250hpを発生する前輪駆動PHEVモデルと、最高出力360hpを発生する4輪駆動PHEVモデルの2種類が用意される。その他、225hpを発揮するPure Techガソリンエンジン仕様も用意される予定だ。


日本市場導入時期や価格などは未定。