ハンドルに取り付けるカップホルダー「RoadHold」

米国でクルマを販売する際に、最も大事なのがカップホルダー。5人乗りのクルマであれば7か所程度にカップホルダーが設けられていなければ、米国人はそのクルマを購入候補の選択肢に入れることはない、とさえ言われています。

そんな米国のカップホルダー事情を背景に登場したのが「RoadHold」。「身の回りの存在してもいない問題を解決する」をテーマに次々と発明品を公開するUnnecessary Inventionsのクリエーションです。


ハンドルに取り付けるカップホルダー「RoadHold」
車内のカップホルダーを1個増やせる「RoadHold」

「RoadHold」は車内の様々なコンポーネントの中で、ドライバーの手にもっとも近いハンドルに装着するカップホルダー。「飲みたい!」と思った瞬間にドリンクを手に取ることができます。クルマに装備されているカップホルダーが助手席または後席の人のドリンクで埋め尽くされているときに、ドライバーにドリンクを飲む新しい自由を与えてくれます。

「RoadHold」は米国の州間高速道路のような、ひたすら真っすぐな道路用にデザインされたアクセサリー。装着するとハンドルを切ることはできなくなるので、街中では使用できません。日本では走行中ではなく、エンジンを切っているときのみの利用となるのでご注意を。

ハンドルに取り付けるカップホルダー「RoadHold」
ハンドルを切ると、危険!

さて、Unnecessary Inventionsを運営するMatt Benedettoさんは、自身の発明品の一部をオンラインショップで販売しています。「RoadHold」は販売されていないのですが、Matt Benedettoさんによる「101 Unnecessary Inventions」を買うことができます。これはおススメです。

ハンドルに取り付けるカップホルダー「RoadHold」
Matt Benedettoさんによる書籍「101 Unnecessary Inventions」

Matt Benedettoさんの発明品が200ページ以上にわたり画像で紹介されている書籍。実用性には疑問符も付きますが、ここからヒントを得てまったく違う何かを生み出す、なんてことは起こりそうな刺激的な一冊です。お正月休みに読んでみてはいかがでしょうか?2020年がこれまでとは違う一年になるかもしれません。

さて、Matt Benedettoさんによれば、「RoadHold」を含む発明品の多くは3DプリンターGlowforge Plus 3D Laser Printerを使用して製作しているそう。趣味として発明を楽しんだり、それを販売してお金を稼いだりしたいと思っている方は、3Dプリンターの購入はおススメだそうです。うまくいけばMatt Benedettoさんのように、世界中のメディアから取材や問い合わせが殺到する発明家になれるかもしれません。

ハンドルに取り付けるカップホルダー「RoadHold」
3Dプリンターがあれば、できる!

(本稿中の画像は、Unnecessary Inventionsを運営するMatt Benedettoさんに提供を頂きました)