片手にカバン、片手にドリンクカップを持ってクルマに乗り込むとき。ドアを開けるため、どちらかの手を空いた状態にしなければならない。その時、ルーフにカップを置いてドアを開ける人は多いだろう。そしてその後、カップをルーフに置きっぱなしで走り出してしまう人も、それなりに多いはずだ。
でもこの状態でクルマを走らせるとカップは倒れ、中のドリンクは台無しになってしまう。
こんな悲劇からドライバーを救ってくれるのが、クルマのルーフに装着するカップホルダー「CarTop CupHolder」。「身の回りの存在してもいない問題を解決する」をテーマに次々と発明品を公開する「Unnecessary Inventions」の新作だ。
「目の前にカップホルダーがあれば、そこにカップを入れてしまう」という人間の習性(?)を利用したもの。片手にカバン、片手にドリンクカップでクルマに近づいてしまった人のほとんどが反射的に、何も考えず、ここにカップを入れてしまうという。
多くのドライバーはそのまま走り出してしまうが、でも大丈夫。「CarTop CupHolder」はドリンクカップをしっかりとホールドし、目的地までドリンクをこぼさずに運んでくれる。
現地についてドアを閉めたら、目の前にはカップが。ここで人間は「目の前にカップがあれば、それに手を伸ばす」という習性を発揮してこれを手に取り、仕事に向かう。このようにして、ドリンクがムダになってしまうのが防ぐのが、「CarTop CupHolder」というわけだ。
残念ながら「CarTop CupHolder」は市販されてはいない。だが、100均で材料を揃えれば簡単に自作できるので、作ってみてはいかがだろうか?ただし、利用すると街行く人の注目をムダに集めてしまうので、おススメはできないけれど。