「Parillino」は、ファットタイヤを装備した折り畳み自転車。イタリアのMoto Parillaが開発しました。

ファットタイヤを装備した「Parillino」
ファットタイヤを装備した折り畳み自転車「Parillino」

Moto Parillaといえば、カーボンファイバーボディーを持つ電動バイク「CARBON」シリーズで知られるメーカー。このシリーズで同社は、イタリアならではガソリンバイクへの情熱や経験を電動バイクに注ぎ込み、誰も見たことのないユニークなデザインを持つ“SUV電動バイク”という新しいジャンルを確立しました。


SUV電動バイク「CARBON」シリーズ
カーボンファイバーボディーを持つ電動バイク「CARBON」シリーズ

カーボンファイバーボディーを持つ電動バイク「CARBON」シリーズ
これまでになかったデザインで、“SUV電動バイク”という新しいジャンルを確立

今回発表された「Parillino」は、都市部での移動をスムーズにする目的で開発された乗り物。コンパクトサイズで小回りが利き、ファットタイヤで様々な状況に対応でき、そして折り畳みなのでオフィスのデスク下に収納できる、などの数々のメリットを持っています。

ファットタイヤを装着した折り畳み自転車Parillino
コンパクトサイズで小回りが利くので、狭い道も走行できます

ファットタイヤは雨や雪の日の走行安全性を高めてくれるだけでなく、都市部に多い段差でもその力を発揮してくれます。段差超えのたびにハンドルを引いたり、サドルから腰を上げたりする必要がないので、あまり疲れずに都市部を走れます。

ファットタイヤを装備した「Parillino」
段差越えを気にせずに走れる!疲れが半減しそうです

これまでファットバイクの運搬は、それなりに大変でした。でも「Parillino」は折り畳みなのでクルマのトランクに入れて手軽にオフロードや砂浜まで持ち運べるというメリットがあります。従来の折り畳み自転車ではスタックしてしまったような道でも、「Parillino」ならパワフルに前進できるでしょう。

ファットタイヤを装備した「Parillino」
オフロードや砂浜まで、クルマのトランクに入れて運べます

Moto Parillaは「Parillino」の利用例として、ゴルフコースでのコース間移動をあげています。ゴルフコースは起伏が激しい場所が多いのですが、ファットタイヤを装備した「Parillino」であれば、安定した走行がのぞめそうです。

ファットタイヤを装備した「Parillino」
ある意味、“オフロード”なゴルフコースの走行に、ファットタイヤはぴったり

Moto Parillaは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では599ドルの出資で「Parillino」を1台入手可能としています。出荷は2018年11月に予定されています。

ファットタイヤを装備した「Parillino」
599ドルなら、安いのでは?

日本への出荷についてMoto Parillaに尋ねたところ、日本と欧州連合が合意した日EU経済連携協定(EPA)にもとづいて、日本での販売価格などを再検討しているとのこと。決まり次第、入手に必要な金額などをKickstarterで表示可能にするとのことでした。