デルタ航空は、日本発着便などで購読できる機内誌「スカイ」の最新号(7月/8月号)に、特集記事「自転車で走るニューヨーク(Biking in New York)」を掲載する。ニューヨークの最新自転車事情を紹介し、自転車での街めぐりを提案している。

機内誌スカイの特集は  「自転車で走るニューヨーク」  (出典:デルタ航空)
機内誌スカイの特集は
「自転車で走るニューヨーク」
(出典:デルタ航空)

ニューヨークというと、車道にあふれかえる自動車の隙間を縫うようにメッセンジャー バイクが走り回り、決して自転車でポタリングしたい街ではなかった。事実、サイクリストに優しい世界の都市ベスト20「Bicycle Friendly Cities」にニューヨークの名前は見当たらない。


しかし、ニューヨークの自転車事情は大きく変わって来た。2000年代の後半から自転車専用レーンの整備が進み、「街を挙げて自転車に優しい環境づくり」が行われているという。世界最大級の国際都市だけあり、旅行者向けレンタルサイクルや、宿泊客に自転車を貸し出すホテルも増えているそうだ。

全米最大の自転車イベント  「ファイブ・ボロ・バイクツアー」  (出典:デルタ航空)
全米最大の自転車イベント
「ファイブ・ボロ・バイクツアー」
(出典:デルタ航空)

今回の特集では、全米最大の自転車イベント「ファイブ・ボロ・バイクツアー」のようすや、ニューヨーカーのバイク通勤スタイルについても読むことができる。

ニューヨーカーのバイク通勤スタイルも紹介  (出典:デルタ航空)
ニューヨーカーのバイク通勤スタイルも紹介
(出典:デルタ航空)

なお、前出のランキング Bicycle Friendly Cities には、12位に東京、15位に名古屋がランクインした。路肩駐車が多かったり、歩行者と自動車の間に挟まれて肩身が狭かったりする印象があり、とても自転車乗りに優しいとは思えない日本の都市だが、意外と健闘している。2020年のオリンピック開催に向けて自転車環境の改善機運が高まっている東京なので、ニューヨークの事例を参考に「自転車先進都市」の仲間入りを果たすかもしれない。

日本では、まだまだ自転車が歩道を走行している
日本では、まだまだ自転車が歩道を走行している