ブラジル生まれのデザイナー Ivo Machado 氏は、電動スクーター付きバックパック「Movpak」のプロトタイプを発表した。近く、クラウドファンディングサイト kickstarter での資金調達を開始する。


「Movpak」は、電車の駅やバス停などから最終目的地までの「ラストマイル」に最適なバックパック。 公共交通機関に乗車するときには、バックパックとして背負うことができる。内部には、通常のバックパック同様、荷物を収納可能だ。


「Movpak」は、「ラストマイル」に最適なバックパック
「Movpak」は、「ラストマイル」に最適なバックパック

内部には荷物を収納できる
内部には荷物を収納できる

だが電車やバスを降りた後は、「Movpak」を電動スケートボードとして利用可能だ。

降車後は、「Movpak」を電動スケートボードとして利用できる
降車後は、「Movpak」を電動スケートボードとして利用できる

「ラストマイル」に対応した折り畳みの自転車や電動バイクは、すでに多く発売されている。それら既発製品と「Movpak」との違いは2つ。1つは、Movpak のサイズが圧倒的に小さいこと。もう1つは、スケートボードをバックパックに収納する時間が、非常に短いことだ。

「Movpak」のサイズは、通常のバックパックとほぼ変わらない。重量は7.7キログラムとバックパックとしては重めだ。だが、既存の折り畳み電動バイクであれば最も軽量なものでもその重量は13キロ。「Movpak」はそのおよそ半分の重量を実現している。

「Movpak」のサイズは、通常のバックパックと変わらない
「Movpak」のサイズは、通常のバックパックと変わらない

「Movpak」のスケートボード部分を収納するのに必要な時間は1秒以下だ。目的地に到着したら、「Movpak」のバックパック部分を持ちあげる。すると、スケートボード部分がぶら下がった状態となる。この状態でバックパックを下におろせば、ボードはバックパック内部に収納される。

目的地に到着したら、
目的地に到着したら、

「Movpak」のバックパック部分を持ちあげ
「Movpak」のバックパック部分を持ちあげ

下におろす。  これで、ボードはバックパック内部に収納される
下におろす。
これで、ボードはバックパック内部に収納される

到着後、1秒でバックパックに早変わり!
到着後、1秒でバックパックに早変わり!

収納や取り出しに時間がかかると、利用者はその作業が面倒くさくなり、やがては利用しなくなってしまう。だが、「Movpak」ほど収納や取り出しが簡単であれば、利用者は利用を継続できるだろう。

荷物が重い場合はキャリーバッグとしても利用できる
荷物が重い場合はキャリーバッグとしても利用できる

最高速度は時速24キロ。一回の充電で2時間の走行が可能だ。