我が家のカメさん“チョコ”は「亀に自由を!」というポリシーなのか、水槽の壁など目もくれずに移動しまくってます。鼻先をぶつけながら懸命に泳ぎ続ける姿が不憫で、ドーナツ型の無限に泳げる水槽を作ってやろうか、と考え中です。もっとも、泳ぎ続けることが目的でない彼(もしかしたら彼女)の問題解決には役立ちません。チョコは、壁を破って好きなところへ行きたいのですから。

亀に自由を!
亀に自由を!

ただし、お魚の同様の問題は、クラウド ファンディング サービス Kickstarter で資金募集中のタイヤ付き自走式水槽「Fish on Wheels」が解決しつつあります。この水槽のミソは、単に移動するのでなく、「魚の行きたい方向」に動くこと。といっても、“たいやきくん”でもあるまいに、普通の魚は手がないから、ハンドルで方向転換なんて芸当はできません。そこで、オランダで画像認識技術を手がける Studio diip が立ち上がったわけです。


魚は自由を手にしつつある
魚は自由を手にしつつある

仕組みはハイテク。まず、水槽の上に取り付けられたカメラが泳ぐ魚の姿を捉え、コンピュータで画像処理して魚の位置を割り出します。後は、泳ぐ方向を検出して、それに合わせてタイヤのモーターを制御するだけ。簡単といえば簡単だけど、移動先に階段とかあったらどうするのでしょうか。魚の“入水”ならぬ“出水”自殺なんて悲劇も起きかねません。お願いだから、製品化時には安全装置を付けてください。

技術を無駄遣いしている気もする
技術を無駄遣いしている気もする



魚が部屋の中を自由に泳ぎ回れる


無事に資金が集まって発売された暁には、我が家のカメさんに買ってやりましょう。改造すれば、カピバラさんにも使えるかな。

カピバラさんにも応用可能かも
カピバラさんにも応用可能かも