ヤマハ発動機は、インド・デリーで開催中の「第12回オートエキスポ2014」に、同国向け 115cc スクーターの新製品「CYGNUS α(シグナス アルファ)」を出展し、2月に発売する。インド・スクーター市場の中心である「ファミリーカテゴリー」に同社が初めて導入するモデルだ。

「CYGNUS α」(2014年インド向けモデル)
「CYGNUS α」(2014年インド向けモデル)

「CYGNUS α」では、居住性・収納力・扱い易さといった実用機能をボディデザインに集約している。エンジンは「CYGNUS RAY」シリーズと共通で、滑らかな発進性・心地よい加速感と優れた燃費性能を両立。足付き性に優れた二人乗りでも余裕のあるフラットロングシートを採用した。車体色はブラック、グレー、ホワイト、レッド、マゼンタ。


価格は、デリー店頭で4万9,518インドルピー。発売から1年間で、インド国内で24万台を販売する計画だ。

なお、製造・販売はグループ会社 IYM (India Yamaha Motor Pvt. Ltd.)が行う。

同社によると、インドではスクーターを家族で共有することが多く、比較的大きめの車格を持つ「ファミリー向け」のモデルが市場で大きなボリュームを占めている。世界最大のインド二輪車市場は1,400万台強(2013年/同社調べ)、なかでもスクーターは近年急速に販売が拡大しており、同社では2014年の同国スクーター市場は360万台を見込んでいるという。