米国のスタートアップ企業 Pedal Power は、自転車型発電機能付きの業務用デスク「Big Rag」を開発した。価格は2,400ドル(約25万1,600円)。残念ながら、現時点では日本への発送は受け付けていない。

自転車型発電機能付き業務用デスク「Big Rag」
自転車型発電機能付き業務用デスク「Big Rag」

Big Rag は、ペダルを漕ぐことで発電できる発電機付きの業務用デスク。業務で利用する PC の稼働に十分な電力を供給できるという。


Big Rag を利用すれば、業務用 PC の電力を自分の足で生み出せる
Big Rag を利用すれば、業務用 PC の電力を自分の足で生み出せる

Big Rag は、AC 電源用コンセント2つ、USB ポート2つ、シガーソケット1つを備えている。少し頑張って漕げば PC 上で仕事をしながら、スマートフォンや、その他業務で使用する器具を充電することも可能だ。

AC 電源用コンセント2つ、USB ポート2つ、シガーソケット1つを備える
AC 電源用コンセント2つ、USB ポート2つ、シガーソケット1つを備える

Big Rag の机としての機能はしっかりとしたもの。かなりのスピードでペダルを漕いだとしても机上は安定しており、通常の机同様に業務をこなすことが可能だという。

かなりのスピードでペダルを漕いでも、机上は安定している
かなりのスピードでペダルを漕いでも、机上は安定している

開発者である Andy Wekin 氏は、Big Rag 開発の動機を次のように説明している。

「自転車技術のエネルギー効率は非常に高く、ほぼ完璧といって良いものだ。これを移動手段だけに利用するのは、もったいないと考えた」

Big Rag を使用するメリットについては、次のように説明している。

「Big Rag を利用し、自分で使う電力を自分で発電すれば、どれだけ漕げば日常に必要な電力を生み出すことができるか、実感できる。そしてそれが、とても大変なことだと理解できるだろう」

Big Rag は一点一点手作りで製造されたもの。このため、現時点では手を出しにくい価格になってしまっている。だが Wekin 氏は昨年10月31日から12月30日にかけて Kickstarter で資金を募り、目標金額(1万ドル)の3倍以上である3万47ドル(314万円)の調達に成功した。Wekin 氏はこの資金をもとに、Big Rag の製造にオートメーションシステムを導入する予定だという。導入後は Big Rag を、現在よりも低価格で供給可能になるとしている。

Big Rag は一点一点手作りで製造されている
Big Rag は一点一点手作りで製造されている


発電できる業務用デスク「Big Rag」