スマートウォッチから電車の経路検索結果をいつでも確認でき、降車駅では乗り過ごし防止のアラームが鳴る。こんな機能をジョルダンの「乗換案内」アプリケーションが導入した。スマートウォッチに興味はあるが利用シーンをイメージしづらいという人にとっては目を引く取り組みだ。

降車駅が近づくとスマートウォッチにアラーム!  乗り過ごしを防止するジョルダン乗換案内アプリ
降車駅が近づくとスマートウォッチにアラーム!
乗り過ごしを防止するジョルダン乗換案内アプリ



ジョルダンが2013年12月下旬に Android スマートフォン向け乗換案内アプリをアップデートした際、新たにソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートウォッチ「SmartWatch 2 SW2」との連携機能を導入した。

利用するには通常の乗換案内アプリに加えて、拡張アプリ「乗換案内for SmartWatch 2」をスマートフォンにインストールする。

乗換アプリで経路を検索した後、結果画面から情報をスマートウォッチに送信すると、電車を乗り降りする際でスマートウォッチにアラームが鳴る。どの駅でアラームを鳴らすかは細かく設定でき、さらに到着の10分前、3分目、1分前といったように通知のタイミングを微調整することも可能だ。これに加え経路検索結果の詳細を、いつでもスマートウォッチ側で確認できる。

移動中にわざわざスマートフォンを取り出さなくても、手元で必要な情報を見られるというスマートウォッチの特性を生かした機能といえる。

乗換案内アプリの対応 OS は Android 2.2―4.4。拡張アプリの対応OSはAndroid 4.0以上だ。ジョルダンは今後、対応環境を増やしていく考え。

スマートウォッチは韓国サムスン電子の「GALAXY Gear」や、米国 Apple が開発中とうわさの「iWatch」などが注目を集めるが、具体的な「使い方」となるとまだ未開拓な部分が多い。今後もこうした取り組みには期待したい。