「SPLACH」は前後サスペンション付きの電動キックスケーター。米国ロサンゼルスのSPLACH Bikeが開発しました。

電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」
前後サスペンション付きの電動キックスケーター「SPLACH」

米国などで人気の高いラストマイル向けの乗り物のニューフェイス。クルマで通勤していた人が公共の交通機関と組み合わせて利用し、都市部の渋滞を低減させることなどを目的としています。


電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」
こう見えて通勤中です

ラストマイルビークルは流行し始めた当初は、軽くて歩くよりも速ければそれでよいと思われていました。でも通勤で毎日使ううちに、次第に乗り心地が気になってきます。都市部では段差越えも多いのですが、その度に手が痛くなったり、場合によっては段差で転んでしまったりも。

電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」
段差ではサスペンションが無いと衝撃がダイレクトに手や腰にきます

「SPLACH」は、そのようなラストマイルビークルの乗り心地に不満を持つ人たちに、より快適な乗り心地を提供する電動キックスケーター。前後サスペンションを装備してこれを実現しました。

電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」
トラベル量もそれなりに

通勤での利用はもちろん、週末の遊びにも使えます。本格的なオフロード走行は無理にしても、前後サスペンションく加えて幅広のタイヤにより、未舗装道路も走行できます。

電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」
未舗装道路も走れます

モデルは800Wのモーターを装備して時速45キロで走行できる「Turbo」と、500Wのモーターで時速40キロで走行できる「RANGER」の2種。通勤に向いているのは「RANGER」モデルの方で、1回(約3時間)の充電で50-60kmの走行が可能。一般的な通勤に利用するのであれば週末に1回、週の半ばにもう1回充電すれば十分なのだとか。

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充電回数が少ないのはうれしい

ラストマイルビークルなので折り畳みが可能。折り畳み/展開に必要な時間は約10秒となっています。

電動キックスケーターが進化し始めた! ― 前後サスペンション付きの「SPLACH」

SPLACH Bikeは現在、「SPLACH」のプリオーダーをIndiegogoで受付中。入手の方法や価格について詳細はIndiegogo内のプロジェクトページ「SPLACH:Ultra-Smooth Suspension E-Scooter」を参照してください。

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なお日本で「SPLACH」を利用できるのは、基本的には、使用が許可された大学の構内や企業の倉庫内などの私有地のみとなります。