ホンダは2月14日に発売した新型「FIT(フィット)」の累計受注台数を発表した。発表から約1か月後にあたる3月16日の時点で月販販売計画(1万台)の約3倍となる3万1,000台を超えたとしている。

ホンダ「FIT」で一番売れているタイプは「HOME」
ホンダが新型「FIT(フィット)」の累計受注台数を発表

4代目となる新型「フィット」は、速さや広さといった“数値”を追い求めるのをやめ、乗った人が“心地よい”と感じることを優先して開発されたクルマ。4つの心地よさ「心地よい視界」「座り心地」「乗り心地」「使い心地」を具現化している。


従来の「グレード」という考え方も廃止し、ライフスタイルに合わせた5つのタイプを設定したのも新型「フィット」の大きな特徴。タイプとしては「BASIC」「HOME」「NESS」「CROSSTAR」「LUXE」が用意された。

ホンダ「FIT」で一番売れているタイプは「HOME」
グレードではなく、ライフスタイルに合わせた「タイプ」を設定
(画像はアウトドアテイストの「CROSSTAR」)

パワーユニットではガソリンエンジンのほかに、日常シーンのほとんどをモーターで走行する「e:HEV」が採用されている。

ホンダ「FIT」で一番売れているタイプは「HOME」
「e:HEV」走行システム説明イメージ図

今回ホンダが発表した受注実績の特徴としては、タイプ別では「HOME」の人気が最も高く、全体の47%を占めていることが明らかとなった。これに「BASIC」(19%)、「LUXE」(14%)、「CROSSTAR」(14%)が続いている。

ホンダ「FIT」で一番売れているタイプは「HOME」
タイプ別構成比

ホンダ「FIT」で一番売れているタイプは「HOME」
全体の47%を占めたタイプ「HOME」

パワーユニットでは「e:HEV」の選択率が全体の72%に達し、「ガソリンエンジン」の28%を圧倒した。

走行システム説明イメージ図
e:HEV/ガソリンモデル別構成比

カラーリングでは、「e:HEV」モデルでは「プラチナホワイト・パール」の人気が最も高く、24%を占めた。「ガソリンエンジン」モデルでは「プレミアムサンライトホワイト・パール」(24%)が最も人気のカラーとなっている。

走行システム説明イメージ図
「e:HEV」モデルで最も人気の高い「プラチナホワイト・パール」