前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」

前から乗り降りできるクルマ「Microlino(マイクロリーノ)」。この小さな電気自動車のデザインが発売前に一新されました。購入希望者からの要望をうけ、従来のレトロなデザインから、よりエレガントで現代的な内外装へと変更されています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
「Microlino」のデザイン、発売前に一新

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
参考画像:これまで公開されていたモデル
レトロなデザインが特徴

最大の変更はフロントドア。従来モデルに装備されていた「ドアハンドル」と「充電用ポート」が取り外されたことで、よりすっきりとしたフロントフェイスとなりました。フロントドアに装備されたハンドルはレトロな雰囲気を醸し出してくれる、旧車マニアにはうれしい装備だったのですが、ボディサイドに移動されたことで現代的なデザインになったことは(マニアにも)否定できないでしょう。充電用ポートはリアに移動しています。


前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
従来モデルのフロントドア
向かって左にドアハンドル、右に充電用ポートを装備

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
新デザインでは、充電用ポートはリア側に移動

フロントドア中央にはLEDバーが装備されて未来的なフロントフェイスに。このLEDバーはリアにも装備されていて、デザイン上の統一感を高めています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
LEDバーでレトロから一気に未来へ

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
リアにもLEDバーを採用
デザイン上の一体感を高めた

インテリアでの大きな変更はステアリングホイール。従来はフロントドアに取り付けられていたステアリングホイールを、フロア取り付けに変更しています。フロントドア取り付けのステアリングホイールはレトロムードを高めてくれていたので旧車ファンとしては残念ですが、フロア取り付けとしたことでドアの開口部をより広く取れるようになり、乗り降りが楽になっています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
従来モデルではドアに取り付けられていたステアリングホイールは

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
新デザインではフロア取り付けに
ドア開口がより広く

室内はヘッドルームの拡大を中心に、以前よりも広々としたパッケージに。また、Aピラーが細くなり、視界が広がりました。都市部を走行することの多い「Microlino」にはこの変更は重要だったそうです。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
より広くなった室内

ダッシュボードは従来のレトロデザインから、デジタルデザインへと変更されています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
従来モデルのダッシュボード
メーターもレトロ

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
新モデルのダッシュボード

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」
メーターはタブレット風に

様々な変更があった「Microlino」ですが、欧州での価格は1万2,000ユーロと、以前発表された価格で販売される予定です。