キャビン部分と下部分で分かれた構造を持っているのが特徴。下部分に双胴船のようなパーツを装備することで、水上利用が可能となります。
双胴船のような形態となるため、ヨットなどと比べて揺れが少なく、高い安定性が得られます。オプションで船外機を装着すれば、水上を自由に移動可能に。
最大のメリットは、「星空と水面の間で眠れる」こと。釣りやカヌーなどが好きな人であればきっとワクワクできるはず。一般的な船に比べれば水面への距離が近いので、水上宿泊体験をよりリアルに楽しめます。
室内は一般的なキャンピングカーとほぼ同じ。キッチンなどが装備されているので、水上でも不自由なく過ごせます。
室内のサイズは12.5平方メートル。約7畳の広さなので、2人程度での宿泊に適しています。就寝時にはソファを展開してベッドとして利用できます。
床下には1,000L容量の収納が。旅行用のキャリーケースなどを、床下の見えない場所に隠しておけます。
水上でのキャンプといえば、水上テントという選択肢もあります。ただし、テントだとトイレがないため、用を足すにはカヌーなどで陸に上がる必要が。岸の近くにトイレがあるかを常に気にしていないといけないのですが、「Fargo Elite Cabin」であればシャワー・トイレも完備しているので、そのような心配はありません。
下部分をホイールに交換すればキャンピングカーとして利用できます。また、下部分に簡易的な基礎を取り付けることで、小屋として利用することも。このときには床下収納にジャガイモなどの食材を保存しておくこともできます。
価格は基本プランで3万8,995オーストラリアドル(約289万円)から。日本への配送にも対応してくれますが、その場合はバラして輸送するので、受け取った購入者が自分で組み立てる必要があるそうです。
(本稿内の画像については、Fargo elite cabins代表のMichael Bennettさんに提供を頂きました)