ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

ランドローバーが新型「DEFENDER」をフランクフルトモータショー2019で公開した。ランドローバーの原点ともいえるモデルを最新のアーキテクチャーとテクノロジーで再構築したSUVで、高い悪路走破性能はそのままに、快適性をプラスしている。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

新開発「D7x」アーキテクチャーを採用。軽量アルミニウムによるモノコックボディはランドローバー史上最も頑丈な構造で、ラダーフレームに比べ約3倍のねじり剛性を確保しているという。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

このボディ構造により最低地上高291ミリ、アプローチアングル38度、ブレークオーバーアングル28度、デパーチャーアングル40度を達成した。また、最大渡河水深は90センチを実現している。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

エクステリアは短い前後オーバーハングや直立したピラーなどで、ひと目で「DEFENDER」とわかるデザインとされた。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

インテリアでも「DEFENDER」らしさを維持。通常は見えないようにデザインされる部分もあえて露出させて、高い実用性を演出している。例えばフロアには耐久性の高いラバー素材を採用。フロアが汚れても簡単に落とし、車内を清潔に保てる。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

フロントにオプションで「ジャンプシート」を取り付け可能。初期の「LAND ROVER」のような、3人掛けフロントシートを実現できる。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

新型「DEFENDER」でも、従来通りホイールベースの違いによる2モデル「DEFENDER 110」「DEFENDER 90」が用意される。このうち「DEFENDER 110」では2列5人乗り(ジャンプシートを選択すると6人乗り)に加え、3列の5+2シートも選択可能だ。「DEFENDER 90」では2列5人乗り(ジャンプシートを選択すると6人乗り)となる。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア

「DEFENDER 110」は2020年春に米国市場で販売開始される。価格は4万9,900ドルから。ショートホイールベースの「DEFENDER 90」は2020年後半発売予定。日本での導入時期や仕様は決定次第発表される。

ランドローバー新型「DEFENDER」、フランクフルトモータショーでワールドプレミア