クルマに取り付けて使うポータブル便座まとめ

ドライブ中にはどんな状況であっても、できればトイレを使用したいもの。公衆衛生の観点からも、人間の尊厳の観点からも野〇は避けたいところです。

でもどうにもならない、差し迫った状況ってありますよね。そんなときに便利(?)なクルマ用のポータブル便座を集めてみました。


■Bumper Dumper
現在入手可能でしかもそれなりに高い評価を受けているのが「Bumper Dumper」です。これはオフロード車のヒッチメンバーに装着するもの。トレーラーの牽引に使うヒッチを活用するので、安定感は抜群なのだとか。体重226キロまでの人に対応するそうです。

クルマに取り付けて使うポータブル便座まとめ
米国で高い評価を受ける「Bumper Dumper」

開発者は、やむにやまれぬ状況で草むらに入り、そこでポインズン・アイビーに触れて肌がかぶれてしまったのだそう。そのようなことを避けるために、「Bumper Dumper」の製造を思い立ったそうです。

公式Webサイトで購入できます。価格は69.95ドルです。

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衛生面への配慮も

「体重226キロまでの人」に驚いた方もいるかもしれません。でも、米国ではその程度の体重はそれほど珍しくなく、このためサイズ調整できる便座なんてものも販売されています。

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便座が開きます

■Hitch Toilet Seat
「Hitch Toilet Seat」はかつて米国の大手Northern Tool & Equipmentが販売していたポータブル便座。「Bumper Dumper」同様、ヒッチメンバーに装着して使用します。

クルマに取り付けて使うポータブル便座まとめ
なぜヒッチに便器を取り付けたがるんだろう?

ほんの少し前までは米国のAmazon.comでも販売されており、レビュー欄では購入者が高い評価をしています。中には誕生日のプレゼントにもらったという人も。この人は小川のそばでひらひらと舞う蝶に囲まれながら使用したのだとか。

クルマに取り付けて使うポータブル便座まとめ
何年も「誕生日にはこの便器を贈って」と頼んでいたそうです

この便座はeBayなどのオークションサイトでもたまに見かけます。

■Tire Toilet
最後にご紹介するのは残念ながら販売はされていないもの。ロシアの4WD愛好者のフォーラムに投稿されていたものです。

クルマに取り付けて使うポータブル便座まとめ
三菱!

この便座はタイヤに取り付けて使用するのが特徴。また、使用する際には事前に地面に穴を掘っておく必要があるようです。使い終わったあとはホイールを洗浄する必要もあるかも?

■日本では要らない?
米国ではどこまでも続くまっすぐな、そして店もトイレもなさそうな道があり、そこを何時間も走っているとどうしてもどうにもならないことがあります。現に筆者の友人の女性は先日、どうにもならなくなって州間高速道路80号線(I-80)の脇でしゃがんだのだとか。でもしゃがんだ彼女の目の前にサソリがいて、慌てて逃げたそうです。

日本ではサソリもポイズン・アイビーもどちらもそれほどの脅威ではありません。またそもそも、少し走るとトイレが割と簡単に見つかるので、クルマ装着用の便座は要らないのかもしれませんね。