最高出力1,200馬力、最大トルク8,800Nmのスーパーカー!…なのに4人乗り? ― 第2のテスラを目指すDrako「GTE」

第2のテスラとも言われるシリコンバレー発の電気自動車メーカーDrako Motorsが「GTE」を“クエイルモータースポーツギャザリング”で公開しました。最高出力1,200hp、最高速度332km/h、そして4人乗りであることを特徴とする電動スーパーカーです。

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
Drako Motorsの4人乗りスーパーカー「GTE」

パワーユニットとして最高出力1,200hp、最大トルク8,800Nmを発揮する高出力モーター(4基)が装備されています。最高出力1,200hpはともかく、最大トルク8,800Nmは驚異的な数値。読み間違えではないかと報道向け資料を確認したのですが、正確な数値でした。このパワーユニットが最高速度332km/hを実現しています。


第2のテスラを目指すDrako「GTE」
4基のモーターを搭載

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
最高速度332km/h

ユニークなのはこれほどハイパワーなスーパーカーであるにも関わらず4人乗りである点。しかも2+2ではなく後席にも十分なレッグルームが確保されており、さらに荷物も積めるのだとか。シートは前後席とも素材にアルカンターラを採用。ステッチによるアクセントも入れられており、ラグジュアリーな雰囲気とされています。

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
家族4人で買い物にも出かけられます

Drako Motorsといえば、電動スポーツカー向けのOS「DriveOS」で知られる企業。4WD制御などでは同社の開発してきたソフトウェア技術が大いに活用されています。興味深いのはそのユーザーインターフェイス。センターコンソールに設置された昔ながらの、アナログ感にあふれたダイヤルが装備されているのです。

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
アナログ感あふれたダイヤル式コントロール

このダイヤルを回すことで、例えば走行モードを「凍結路面」「雪道」などから選択できます。前後のトルク配分を手動でコントロールすることも。ブレーキの回生量もこのダイアルで指定できます。

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
様々な路面状況に対応

サスペンションにはオーリンズTTX 36、ブレーキには395ミリディスク、フロント6/リア4ピストンキャリパーのブレンボカーボンセラミックが採用されています。

第2のテスラを目指すDrako「GTE」
高出力なパワーユニットに対応したブレーキ搭載

Drako Motorsは現在、「GTE」の予約を受け付け中。価格は125万ドル(約1億3,300万円)からで、デリバリーは2020年に開始予定となっています。

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