航続距離400キロ!メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

メルセデス・ベンツ「EQC」が発表された。日本におけるメルセデス・ベンツ初の電気自動車。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

電気自動車固有のデザインを採用した初のモデル。このデザインエッセンスは今後メルセデス・ベンツから発売される電気自動車にも採用される。


フロントには大型のブラックパネルを装備。ブラックパネル上端には左右のマルチビームLEDヘッドライトを繋ぐデイタイムドライビングライト光ファイバーのチューブが採用され、「EQ」モデル独特のデザインを作り出した。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

サイドは長く伸びたルーフラインと、ウインドウグラフィックがリアに向かって緩やかに下降するデザインを採用。このクルマがSUVとSUVクーペの中間に位置するクロスオーバーSUVであることを示している。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

リアは低い位置に設けられたルーフスポイラーがワイドさを強調している。リアバンパーとテールゲートはほぼ段差のないすっきりとしたデザイン。リアコンビネーションランプは左右のリアフェンダーからテールゲートまで繋がった、上下にスリムなデザインとされた。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

インテリアもEQモデル独特のデザイン。ダッシュボードは中央部から運転席側までが大きく切り取られたような形状とされており、その中に2つの10.25インチディスプレイが空中に浮かぶように配置された。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

シートやインストゥルメントパネルのステッチにはローズゴールドが採用されている。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

パワートレインは前後アクスルに1つずつモーターが搭載されており、2つのモーターを合わせると最高出力408PS(300kW)、最大トルク765Nmを発揮できる。WLTCモードでの航続距離は400kmを実現した。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

モーターは低中負荷領域ではフロントのみが使用され、走行状況に応じてリアが稼働。前後トルクを調整することで、四輪駆動のドライビング特性を得ている。前後モーターはオルタネーターとしても使用され、回生ブレーキによる減速効果を最大限に高める。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

メルセデス・ベンツでは、発表を記念した特別仕様車「EQC Edition1886」を日本限定で55台用意した。この特別仕様車は「EQC 400 4MATIC」をベースに、エクステリアやインテリアに特別装備が採用されている。また、各所に“1886”を示す刺繍やバッジが採用された。

メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」

メーカー希望小売価格は「EQC 400 4MATIC」が1,080万円で、「EQC Edition1886」が1,200万円。メルセデス・ベンツはオンラインストアで7月18日午前11時から「EQC Edition 1886」のWeb商談予約を開始する。なお納車は「EQC Edition 1886」は本年10月以降に、「EQC 400 4MATIC」は2020年春に予定されている。