「Vortex Vault Shelter Bed」は竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド。米国オクラハマに本拠を置くLife Lift Systemsが販売しています。

竜巻発生時のシェルターとして使えるベッドVortex Vault Shelter Bed
竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド「Vortex Vault Shelter Bed」

望遠鏡のようなテレスコピック構造を持ったベッド。普段は通常の高さですが、竜巻発生時にはベッドを望遠鏡のように伸ばし、床面位置を高くしてその下に避難できます。


竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド「Vortex Vault Shelter Bed」
通常は普通のベッド(画像左)として使用し、
竜巻発生時にはシェルター(画像右)として使用する

床面はAC電源で作動する4個のモーターによって昇降。台風によって停電した場合には、バックアップ用のバッテリーで動作させることも。

竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド「Vortex Vault Shelter Bed」
昇降はモーターで

床面を上げたときの高さは1.44メートル。立つことはできませんが、座って過ごすには十分な高さです。内部には5人程度を収容できるのだとか。

竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド「Vortex Vault Shelter Bed」
これは、収容しすぎでは??

設置時には家のコンクリートの基礎部分までアンカーを打ち込みます。「Vortex Vault Shelter Bed」本体は上からの衝撃に強く、潰されにくい構造となっていますが、アンカーを打つことで横からの衝撃にも強く、竜巻で飛ばされにくくなります。

自動車サイズの物体がミサイルのように上空を100メートル以上飛んでいき
手前のバーがアンカーで固定されています

竜巻発生時のシェルターとして使えるベッド「Vortex Vault Shelter Bed」
クルマが飛んできてあたっても、内部の生存空間を維持します

Life Lift Systemsは、「Vortex Vault Shelter Bed」は竜巻の強さを表す改良藤田スケールで最高レベルのED5にも耐えられると主張しています。

「Storm Shelter Bed」が昇降する様子は、次の動画で確認してみてください。