シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」

シュコダがプロトタイプカー「SKODA MOUNTIAQ」を公開した。同社「KODIAQ(コディアック)」ベースのピックアップトラック。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」

シュコダの職業訓練学校SKODA Vocational Schoolで学ぶ6名の学生が製作したワンオフモデル。同校のレベルの高さを示す目的で毎年実施されるプロジェクトによるもので、今回が6回目の製作・発表となる。


学生たちが目指したのは同社の「KODIAQ」の良さを生かしつつ、日常生活で利用価値の高いピックアップトラックに仕上げることと、オフロードスピリッツを示す外装を創造すること。これらを実現するため、まずボディーの強化が行われた。次いで後席部分のルーフやシートなどが取り外されて、ピックアップトラックへの形状に改造された。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
参考画像:オリジナル状態の「KODIAQ」
これを

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
ピックアップトラックに改造する

かつてリアシートのあった位置には荷台が装備されている。荷台の位置はシートよりも高いのでスペースが生まれるが、このスペースを活かすために荷台下には隠し収納が取り付けられた。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
リアシートのあった位置は荷台に

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
荷台の下には収納も装備

ボディの脇には渡河の際に便利な吸気用パイプ「シュノーケル」が装着されている。ルーフには夜間のオフロード走行に欠かせないライトバーが搭載された。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
シュノーケル装備

フロントにはウィンチと、日本では見ることの少なくなったカンガルーバーが装着されている。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
かつて日本でも流行したカンガルーバーも装備

最終的な仕上げとして、外装がサンセットオレンジに塗装された。サンセットオレンジは内装の一部にもアクセントとして加えられている。このカラーも学生たちが開発したものだ。

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
外装はサンセットオレンジに塗装

シュノーケル付き ― シュコダによるプロトタイプ「SKODA MOUNTIAQ」
内装の一部にもオレンジが配された

コンセプトカーの製作により、学生たちはシュコダのエンジニアやデザイナーから技術を学べるという。一方、シュコダはプロジェクトを通じて、様々なアイディアを得られるとしている。