充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」

「NUA ELECTRICA」は選択する走行モードによっては、充電不要で利用できる電動アシスト自転車。スペイン バルセロナの自転車ビルダーNUA BIKESが開発しました。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
充電不要の電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」

NUA BIKESはチタンフレームによるミニマルなデザインの自転車を開発・販売するビルダー。「NUA ELECTRICA」はその自転車に、イタリアZehusによるハブモーター「BIKE+ all in one」を装着したものです。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
NUA BIKESによるチタンフレームの自転車に、
Zehusによる「BIKE+ all in one」モーターを装着

このハブモーターは、内部にバッテリー、回生ブレーキ、ペダルセンサーなどすべてを装備。コントロールにはスマートフォンを使用するため、バッテリーからモーターへのケーブル、モーターとコントローラーをつなぐケーブル接続が不要なのが特長です。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
スマートフォンとはBluetoothで接続します

スマートフォンによるコントロールでは6つの走行モードが選択可能。このうち「セルフ充電」モードを選択すると、ほぼ充電不要で走行可能となります。

充電不要の電動アシスト自転車Nua Electrica
「セルフ充電」モードの選択で、充電不要に

「セルフ充電」モードでは坂道を下っているとき、「BIKE+ all in one」に組み込まれた回生ブレーキが機能してバッテリーを充電します。回生ブレーキは強力なため、ハンドブレーキを握る手が楽になるというメリットもあるのだとか。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
回生ブレーキを有効に使えば
ハンドブレーキを握る手が楽に

同モードでは、減速しているときや平地を高速で走行しているときにもバッテリーは充電されます。一方、モーターによる走行アシストは坂を登るときなどに限定して作動。これにより、ほぼ充電不要での走行が可能となりました。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
アシストは坂を上るときにのみ作動

「NUA ELECTRICA」はチタンフレームにより車重13キロという軽量化を実現していますが、この軽量ボディも充電無しでのアシスト実現に貢献しています。

もっとパワフルなアシストが欲しいという人は、走行モードを変更することもできます。この場合にはフル充電で最大で30キロまでの走行が可能となります。充電は一般的な電動アシスト自転車と同様、AC電源から可能です。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
AC電源からの充電の様子
バッテリーを取り外すことはできません

ドライブトレインにはチェーンではなく、注油などのメンテがほぼ不要なベルトドライブを採用。これらにより充電やメンテの手間があまりかからない、忙しいビジネスパーソンの通勤にぴったりな自転車ができました。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
ベルトドライブも、だいぶ身近になりましたね

「忙しいと、ついついバッテリーの充電を忘れてしまう」

そんな人には、「NUA ELECTRICA」はぴったりな一台となるかもしれません。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」
雨に強いディスクブレーキ搭載
自転車通勤者にはうれしい装備

残念ながら現時点では「NUA ELECTRICA」で日本の公道を走ることはできません。でも、NUA BIKESのその他のモデル(モーター非搭載)あれば、その美しいチタンフレームを楽しみながら日本の道路を走ることができます。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」

NUA BIKESのAntoineさんによれば、日本への発送は300ユーロ程度で可能とのこと。興味がある人は同社の公式Webサイトからコンタクトを取ってみてください。スペインのビルダーではありますが、英語で回答してくれます。

充電がほぼ不要な電動アシスト自転車「NUA ELECTRICA」