Roofnestのルーフトップテントは、ルーフボックスのように簡単に取り付けられるハードトップテント。コンパクトカーであっても、キャンピングカーにできます。
Roofnestのルーフトップテント
折り畳んだ状態で移動し、キャンプ地に着いたらテントをポップアップさせて使用する商品。最新商品である「Sandpiper」では、折り畳んだ状態では厚みがわずか30センチになるのが最大の特長です。
薄いので走行時に横風の影響をあまり受けずにすみます。また、風切り音も抑える工夫がされているそう。これらにより、キャンピングトレーラーの利用と比較して、ドライバーの負担を軽減できるそうです。
使用時には本体4か所に取り付けられたラッチを外します。すると内部のダンパーが機能してテントがポップアップ。設営が完了します。
テント内は長さ208x幅122センチx高さ91センチと大人2人が就寝できるサイズ。床には7センチとかなり厚手のマットレスが装備されているので快適に眠れます。
室内では4方向すべてに虫よけスクリーン付きの窓が装備されていて、スムーズな空気の流れを作っています。
壁面には小物入れがあります
ルーフトップタイプのテントにはメリットとデメリットがあります。デメリットとしてはハシゴで上るのが面倒だったり、夜間にトイレに行くために下に降りるのが怖かったり、といったものがあげられます。
メリットとしては、地面からある程度高さのある場所で眠れるので、虫に刺されたり、蛇にかまれたり(?)といったリスクを低減できるといったものが。また、雨天時にはテント内に水が入るのを避けられるというメリットもあります。
Roofnestのルーフトップテントもこれらメリットとデメリットの両方を持ち合わせています。そしてそこにさらにいくつかの魅力を加えたのが、同社の商品といえるでしょう。
魅力的な機能はほかにも。最新商品である「Sandpiper」にはルーフレールが装備されており、これにカヌーや自転車を載せて運べるのです。
また、ルーフレール
うまく活用すれば、昼はカヌーや自転車で遊び、夜はルーフテントで眠る。そんなキャンプライフを楽しめます。
コンパクトなので使わないときの収納スペースがわずかで済むのも、Roofnestのルーフトップテントの魅力です。
キャンピングトレーラーよりもわずかなスペースに収納できます
その他、災害時などに車での宿泊を余儀なくされたとき、ルーフトップテントを利用すれば車中泊よりも快適に過ごせるかもしれません。
クルマへの取り付けは取り付けはルーフレール付きのクルマであればわずかな時間で完了します。Roofnestはルーフレールが付属しないクルマ向けのアタッチメントを複数用意しています。
価格は最新商品である「Sandpiper」で2,795ドル(約31万円)とリーズナブル。キャンピングトレーラーなどよりも安いのも大きな魅力です。
Roofnestの販売代理店はまだ日本にはありません。また、同社の公式オンラインショップでも、配送先は米国しか選べません。日本への発送についてRoofnestに尋ねたところ同社のTim Nicklesさんより、Roofnest公式WebサイトのCONTACTページから連絡をすれば支払方法や配送料についてEメールで知らせるとの回答を得ました。日本への配送料は500ドルは越えない見込みとのことでした。