ブガッティが設立110周年を祝う「La Voiture Noire(ラ ヴォワチュール ノワール)」をジュネーブモーターショーで公開した。
ブガッティが1930年代に製造していた2ドアクーペ「Type 57 SC Atlantic」への敬意を表するために製造された1台限りのハイパースポーツカー。「Type 57 SC Atlantic」が当時、「La Voiture Noire(=The Black Car(黒いクルマ))」と呼ばれていたことから、110周年記念車にもこの名前が付けられた。
確かに黒い
ボディはディープブラックのカーボンファイバー製。これにより思いのままの造形が可能となり、“息をのむような”美しいラインが実現したという。
バンパーはボディへと滑らかに統合された。フロントガラスはドアガラスとひとつながりに見える“ヘルメットのバイザー”のようなデザインとされている。
デザインだけでなくスペックにも息をのむ数値が並ぶ。搭載された8リッター16気筒のエンジンは最高出力1,500ps、最大トルク1,600NMを発揮するという。
価格は1,100万ユーロ(約13億8,000万円)。すでに購入者が決まっており、ブガッティは「La Voiture Noire」の価格は、新車販売された中では過去最高値を記録したとしている。