レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

2019年はレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年に当たる年。イタリアのイタルデザインはこれを記念し、電気自動車「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」コンセプトカーをジュネーブモーターショーで発表した。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

4人乗りの電動グランツーリスモ。幾何学者であり、芸術家でもあったダ・ヴィンチにちなみ、計算しつくされた空力特性と、美しい曲線で構成されたボディを合わせ持っている。コンセプトカーではあるが、すでに市販車に近い完成度に達している。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

最近のイタルデザインによるモデルに搭載された機能やデザインが、「DaVinci」にも採用された。例えば2017年のジュネーブモーターショーでお披露目された「Zerouno」に搭載された「Yダクト」が「DaVinci」にも採用されている。これは、フロントフードに設けられたダクトから空気が抜ける経路がY字であることから付けられたネーミングだ。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

エクステリアではガルウイングドアの採用が目を引く。このガルウイングドアは大型で、フロント/リアシートの乗客が同時に乗降可能だ。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

インテリアは左右非対称なダッシュボードに、3つディスプレイが装備されている。ステアリングの後ろにあるパネルは従来のインストルメンタルパネルと同じ機能を提供する。残りの2つはセンターコンソールと助手席側に取り付けられており、インフォテインメントを含む様々な機能を提供する。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」

イタルデザインのFilippo Perini氏は、「この車をレオナルド・ダ・ヴィンチに捧げることで、ダ・ヴィンチに対する敬意を表したかった」と述べている。「ダ・ヴィンチの関心は絵画から彫刻、建築、図式設計、実験にまで及んでおり、我々の日々の仕事に多くのインスピレーションを与えてくれる」。

レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念したイタルデザインのコンセプトカー「DaVinci(ダ・ヴィンチ)」