LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定

LEXUSは北米国際自動車ショーで、マイナーチェンジしたスポーツクーペ「RC F」を世界初公開した。軽量化や空力性能向上のほか、パワートレーン、タイヤ、サスペンションなど、あらゆる点に改良が加えられた。また、“Performance package”が新設定されている。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
LEXUS、「RC F」を公開
(画像左 新型「RC F」、画像右 “Performance package”)

今回発表された新型「RC F」では、運動性能向上を狙い、車両重量の低減が実施された。従来型比20kgの軽量化が実現されている。


LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
従来型比20kgの軽量化を実現

限界領域でのコントロール性向上を目的に、トレッドパターン一本一本のコンパウンド材質までこだわりタイヤを新開発。サーキット走行でも優れた操縦安定性を発揮する。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
限界領域でのコントロール性向上を目的に、タイヤを新開発

エンジンは、最高出力352Kw(472hp)、最大トルク535Nmを発揮する4,968ccNAタイプ。アクセルレスポンスを向上させるため、エアクリーナー形状を変更して吸気性能を向上させ、また、スロットル制御が改良されている。

エクステリアは、「レース育ちのスタイリング」をコンセプトに、レースで培われた空力デバイスや形状を最大限スタイリングに織り込んだデザイン。具体的には、フロントバンパーコーナーにカナード形状を取り入れてダウンフォースを向上させた。サイドのロッカーモール後端にアンダーカット形状をつくることでリヤタイヤ周辺の乱気流を抑制するなど、空力性能の向上を目的としながら、“F”としての独自性を狙ったデザインとしている。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
レースで培われた空力デバイスや形状を織り込んだデザイン

エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールを採用。スポーツ走行における鋭いスタートダッシュを実現した。

新たに“Performance package”を設定。レース参戦のノウハウを応用し、専用の空力パーツや内装デザインを採用したほか、さらなる軽量化や加速性能の向上を実現した、“F”の決定版とも呼べるモデルとされた。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
新規設定された“Performance package”

エンジンフード、ルーフ、フロントスポイラーなどの外装部品やブレースにCFRPを採用。カーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールの採用で、従来型比70kgの軽量化を実現している。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
従来型比70kgの軽量化を実現

専用のカーボンリヤウイング(固定式)を採用。標準仕様に採用されているアクティブリヤウイング以上のハイダウンフォースとロードラッグを実現し、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立した。

LEXUS、新型「RC F」を世界初公開 ― 走りを極めた“Performance package”設定
専用のカーボンリヤウイングを採用

新型「RC F」の日本で発売は、2019年5月に予定されている。