1990年代の半ば頃、クルマで米国からのお客さんを成田空港に送っている途中で、暴走族に囲まれたことがあります。あれは何？と訝る米国人に「バイクを乗り回す、不良達だ」と説明したところ、「日本は不良でさえバイクに乗れるほどお金持ちなのか！」と驚かれ、こちらが驚きました。また、バイクは高価で大事にされるものであり、平地であんな乗り方をしてはいけないと、なぜか筆者が怒られてしまいました。
米国だけでなく、ドイツでもバイクは大事にされているんだなと思えたのが「bikeBOX24」の存在。それなりのお値段のする商品ですが、ドイツのバイク好きの人たちが購入している、ポッドタイプのバイクストレージです。
開閉は油圧式。あまり力を入れなくても、上げ下げできます。ガレージがゆっくりと開く様子は、なかなかにクールです。
素材はスチールと、丈夫だけど柔軟な耐候性プラスチック。大事なバイクを雨や紫外線、盗難やいたずらからしっかり保護してくれます。
サイズは2種類。バイクの排気量などによって選択できます。さらに、クルマで牽引するトレーラータイプも用意されています。
「bikeBOX24」は、現在はbikeBOX24の公式Webサイトから購入できます。日本からの発注ももちろん受け付けると同社Guido Schaferさんは述べています。
さて、「bikeBOX24」は、以前は日本でも取り扱う代理店があったのですが、現在は存在しないそう。あれから20年経っても、バイクはまだそれほど大事にされていないのかな？と、お金をかける存在ではないのかな？と、少し悲しい気分になってしまいました。そうではないと思いたいですが。
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