車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」

「Monowheel」はタイヤの中に乗って走る自転車。通常、自転車やバイクは車輪の上に設置されたフレーム/サドルに跨るが、「Monowheel」では車輪の中に搭乗し、これまでにない走行感覚を楽しめる。

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
タイヤの中に乗って走る自転車「Monowheel」

2008年の北京オリンピック閉会式にも登場した乗り物。フレームは「鳥の巣」と呼ばれる北京オリンピックメインスタジアムをイメージしてデザインされている。


車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
「鳥の巣」は今、どうなっているのだろう?

走行するにはサドルに腰かけ、ハンドルを握ってペダルを漕ぐ。これは一般的な自転車と同じだ。だがハンドルは曲がるためではなく、掴まって体を安定させる目的で取り付けられたもの。曲がる際には体を傾ける仕組みだ。

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
停止するにはフットブレーキを使用

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
曲がる際には身体を傾けて

その乗り味はかなり独特で、乗れるようになるまでは数時間の練習が必要となるという。だが一度乗れるようになれば、サーフィンをしているような独特の感覚を楽しめるそうだ。

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
スピードを変化させると、乗車部が激しく前後に揺れて楽しい(?)

希望により、北京オリンピック閉会式同様にLEDを取り付けることが可能だ。LEDライトの色は「ホワイト」「レッド」「ブルー」の3色から選べる。

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
LEDライトとして「ブルー」を選択した例

「Monowheel」の公式Webサイトで購入できる。価格はLEDなしのタイプが1,790ドル、LED付きのタイプが1,990ドル。日本への送料が別途900ドル程度必要となる。

車輪の中に搭乗する自転車「Monowheel」
様々なサイトで通販しているが、本家サイトが一番安い

なお、「Monowheel」は公道走行向けにはデザインされていないとのこと。通勤や通学や買い物で仕様するのではなく、許可された私道で新しいスポーツとして、あるいは新しいアトラクションとして楽しむのが適している。