鴨川シーワールドでは5月12日にゴマフアザラシの幼獣を保護。5月18日からロッキーワールド地階 幼獣保育用プールで公開飼育を開始すると発表した。
保護されたゴマフアザラシはオスの幼獣。今年の春にオホーツク海の流氷上で生まれた赤ちゃんが、何らかの理由で一宮海水浴場に流れつき上陸したと考えられている。幼獣であることと体が痩せて衰弱が激しいという判断から保護が決定され、鴨川シーワールドに搬入された。
保護当時の体長は70センチで体重は9.4キロと、外傷は見られなかったものの衰弱が激しく、脱水症状が考えられたため、皮下への注射器による補液が行われた。現在は自分でエサの魚を食べ始め、快方に向かっているという。
今後はロッキーワールド地階の幼獣保育用プールで飼育し、体力の回復を図っていく。なお、保護したゴマフアザラシは、状況により展示を中止する場合がある。