「36/28 Postale」は、都市部向け自転車のコンセプトモデル。イタリア出身のデザイナーPaolo De Giustiさんが製作した。


その特徴は大径ホイールを装着していること。回転が落ちにくいので、自転車通勤など長距離走行に向いている。また、ホイールサイズは後輪36インチ、前輪28インチと、後輪の方がかなり大きめ。これにより、サイクリストは自然と前傾姿勢を取ることになり、高速走行が楽になるそうだ。その他、クルマのインチアップ同様、街中で目立ちたいという欲望(?)を持つサイクリストの心を満たすことができるという。



後輪には、ハブモーターを取り付け可能。36インチと大径化されたことで出足が遅くなり、ストップアンドゴーが苦手になった分を、モーターでアシスト可能としている。


「36/28 Postale」のもう一つの特徴はそのシンメトリックデザイン。フレームは左右対象になっていて、右から見ても左からみても鏡に写したように同じ形状になっている。



36インチはかなり大きめ。だがGiustiさんによれば、身長175センチ以上の人であれば、通常の自転車と同じように走行できるそうだ。


市販開始日などは未だ公開されていないが、Giustiさんはすでに、「36/28 Postale」専用アクセサリーのデザインを開始しているという。