ハイウェイチームメイトが展開するレーダーを視覚化したイメージ
ハイウェイチームメイトが展開するレーダーを視覚化したイメージ

トヨタ自動車が実験のために開発した自動運転カー「Highway Teammate(ハイウェイチームメイト)」が、首都高速道路を疾走する姿が公開になった。インターチェンジ(IC)での合流や分流、車線の維持、変更を鮮やかにこなすようすが動画として確認できる。

ドライバーは乗っているが
ドライバーは乗っているが

ステアリングには触れない
ステアリングには触れない

人間がハンドルを握らなくても目的地まで運んでくれる「自動運転」には、米国のGoogle(グーグル)など各社が力を注いできた分野。トヨタも1990年代から技術開発を進めており、今回公開した映像もその一環。


ハイウェイチームメイトは「LEXUS(レクサス)GS」をベースに改造したクルマ。首都高のような自動車専用道路であれば、入口ランプウェイから出口ランプウェイまで人間がステアリングに触れずに走行できる。

いくら自動運転の実績があっても、やはりドライバーはドキドキだったのでは
いくら自動運転の実績があっても、やはりドライバーはドキドキだったのでは

実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作をするという。具体的には、ETCゲート通過後の入口ランプウェイ内で、ドライバーがスイッチを切り替えて自動運転に任せると、システムが高精度地図情報と照らし合わせて現在位置を把握。車載センサーで周辺の障害物やクルマの状況を認識し、目的地に応じたルートやレーンを選択。走行ラインと目標速度を決めてハンドル、アクセル、ブレーキを制御する。

トヨタは2020年ごろに自動運転カーを実用化する計画だ。

あと5年。世界は、道路はどんな風に変わるのでしょうか
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