Porsche(ポルシェ)のスポーツカー「911カレラ」新モデルの予約受注が9月11日から始まる。「911カレラ カブリオレ」「911カレラ S」「911カレラ S カブリオレ」も申し込み可能になる。希望小売価格は1,244万円(税込)から。


エクステリアは、4灯式ウエルカムホームライトを備えるヘッドライトから、リセスカバーのないドアハンドル、縦のスリットを備えるエンジンフード、4灯式ブレーキライトを含むテールライトなどを刷新している。


インテリアはマルチタッチディスプレイ付ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステムが大きな特徴。オンラインナビゲーションと音声操作に対応するほか、指で触れて操作する7型の画面を備え、無線LAN(Wi-Fi)でスマートフォンと接続も可能。iPhoneと連携する「Apple CarPlay」機能を備える。これに加えGoogle EarthおよびGoogle ストリートビューも組み込んでいる。


新たに開発した排気量3Lの6気筒水平対向ツインターボエンジンを搭載。911カレラでは最高出力で370PS(272kW)を発生させる。一方、911カレラSは改良型コンプレッサーを備えたターボチャージャー、専用のエグゾーストシステム、エンジン・マネージメントシステムのチューニングにより 420PS(309kW)が出せる。いずれも先代モデル比で20PS(15kW)向上している。

最大トルクは911カレラで450N・m、911カレラSで500N・m。ともに先代モデルに比べ60N・m増やした。それぞれ1,700rpmの低回転域から5,000rpmまでの範囲で発揮できる。また最高回転数は7,500rpmに達している。


 
燃費効率を見ると、911カレラのPDK仕様車は100kmあたり7.4Lと、先代モデルに比べ100kmあたり0.8L改善したという。911カレラSのPDK仕様車の燃費は100kmあたり7.7Lと、同1.0L改善した。

911カレラは静止状態から100km/hまで4.2秒で加速でき、PDKとスポーツクロノパッケージを装備する911カレラSは、100kmまで3.9秒で到達する。いずれも先代モデルに比べ0.2秒短縮している。最高速度は911カレラが295km/hで、先代モデル比6km/h向上、911カレラSは306km/hで同4km/h向上している。

各モデルに車高を10mm低くする新型PASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)シャシーを標準装備。高速コーナリング中の安定性を高めた。また新型のショックアブソーバーも採用し、より正確な応答特性を持たせた。911カレラSのリアタイヤ幅は、従来の295mmから305mmに拡大している。