Ford(フォード)は2015年内に部分改良、全面改良を含む新型モデル4車種を投入する予定だ。いずれも環境に配慮したエンジン「EcoBoost」を1.0Lから3.5Lの全6シリーズに拡充し、日本でのブランドイメージを環境面でより強化する狙いだ。

クーガ、ホワイトプラチナム
クーガ、ホワイトプラチナム

同、ルビーレッド
同、ルビーレッド

まず新型エンジンを搭載したコンパクトSUV「Kuga(クーガ)」を9月5日に発売する。従来は1.6L EcoBoostエンジンが搭載されていたが、今回の改良では新たに「Titanium」グレードには44kW(60ps)出力を向上した2.0L EcoBoostエンジンを、「Trend」グレードには出力はそのままダウンサイズした1.5L EcoBoostエンジンをそれぞれ搭載する。オートスタート/ストップシステム(アイドリングストップ機能)を装備し、燃費効率を最大約34%改善したとうたう。


ボディカラーも、Titanium専用色「ホワイトプラチナム」に加えTrend専用色としてクーガとしては初となる赤系の「ルビーレッド」を設定している。価格はTitaniumが419万円(税込、以下同じ)、 Trendが359万円。

続いて9月から10月にかけてエクステリア、インテリアのデザインを刷新し、1.5L EcoBoost採用などパワートレインを変更した小型車「Focus(フォーカス)」、同じく大幅改良したSUV「Explorer(エクスプローラー)」を順次発売する。エクスプローラーについては2.3L EcoBoostエンジンをFWDモデルに搭載し、3.5L V6 EcoBoostエンジンを搭載したモデルを2016年に追加予定だ。

フォーカス
フォーカス

エクスプローラー
エクスプローラー

さらに年末までにリンカーンブランドのCUV(クロスオーバー ユーティリティ ビークル)、「Lincoln MKX(リンカーン MKX)」を全面改良し導入する。2.7L V6 EcoBoostエンジンを搭載する。

リンカーン MKX
リンカーン MKX