ホンダはオン・オフ双方で高い走行性能を発揮する大排気量アドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twin(アフリカツイン)」を、2015年中に欧州で発売する。2014年11月のEICMA2014(ミラノショー)に出展した「True Adventure(トゥルー アドベンチャー)」で示した方向性を製品化したモデルだ。

参考画像:EICMA2014に出展された「True Adventure」
参考画像:EICMA2014に出展された「True Adventure」

初代の「Africa Twin」は、ホンダがパリ・ダカールラリーで3連覇を達成した1988年に、「XRV650 Africa Twin」としてデビュー。オンロードはもちろん、オフロードでの耐久性に優れ、さらに高い操縦安定性によって一日中快適に走行できるアドベンチャーモデルとして、世界中で人気を集めた。


参考画像:1988年に発売された「アフリカツイン」
参考画像:1988年に発売された「アフリカツイン」

新型 Africa Twin には、歴代モデルの特性に加え、チーム・エイチアールシーのダカールラリー復帰などによって得たノウハウを投入。ホンダがこの10年間取り組んできたオンロード・オフロードモデルにおける多くの技術が採用されている。

新型 Africa Twin サイドビュー
新型 Africa Twin サイドビュー

さらに、同カテゴリーで初となる、新開発のデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)モデルも設定。この新型 DCT は、オフロードで優れた性能を発揮できる仕様としている。