ちょこんとかわいい「くまモン」さんのフィギュア。でも少しだけ普通ではないところがある。阿蘇山ロープウェーが開発したもので、素材はなんと、阿蘇の火山灰なのだ。

何と、火山灰から作った「くまモン」さんです
何と、火山灰から作った「くまモン」さんです

熊本県の阿蘇山といえば、鹿児島県の桜島などと並んで有名な活火山。火の国とも呼ばれるこの地域を代表する景観で、阿蘇山ロープウェーはそのカルデラを見下ろすあまりにも雄大な眺めが特徴だ。


火の国の象徴、阿蘇山
火の国の象徴、阿蘇山

それを見に行く豪快なロープウェー
それを見に行く豪快なロープウェー

阿蘇山は2014年に「噴火警戒レベル」が高まり、豪快きわまるロープウェーは一時運休。だがそのままじっとしてはおらず、今度は阿蘇中岳から噴出した火山灰を使って新しいものを作り出した。

その1つが、くまモンさんのフィギュア「わが灰(くまモン版)」。特殊な技術を使って固めた灰は面白い質感。まるっとした外見と合わさって何ともかわいらしい。立っている姿と、おしりをついて座った姿の2種類、ほかにキーホルダーもある。

座ってる姿もかわいい、くまモンさん
座ってる姿もかわいい、くまモンさん

キーホルダーも。売り上げの一部は阿蘇振興の寄付に
キーホルダーも。売り上げの一部は阿蘇振興の寄付に

販売個所は阿蘇山ロープウェーの阿蘇山西駅内。価格は500円から。売り上げの一部は阿蘇地域振興のための寄付になる。

ちなみに阿蘇山西駅には、空間や立体に躍動感あふれる CG を投影する「プロジェクションマッピング」の施設「阿蘇スーパーリング」ができたばかり。上映内容は阿蘇山のジオラマに数万年にわたる噴火のようすを重ねるというもので、ロープウェーからの眺めに劣らず、とてつもなく派手だ。ロープウェー運休中も利用できる。

皆が今いる阿蘇山の地形をジオラマにしたよ。  ここにプロジェクションマッピングをすると…
皆が今いる阿蘇山の地形をジオラマにしたよ。
ここにプロジェクションマッピングをすると…

あひぃっ!?(イメージ)
あひぃっ!?(イメージ)

火山灰のくまモンさん、そして阿蘇山のプロジェクションマッピング。どちらも、さすが熊本、さすが阿蘇山ロープウェーと、ただただ驚かされるばかりである。