そんなシリコンバレーのもう1つの潮流が、電気自動車(テスラ)と電動アシスト自転車。そしてその潮流に乗ったシリコンバレーの電動アシスト自転車メーカー Faraday Bicycles が、「FARADAY PORTEUR」の販売をついに開始しました。
「FARADAY PORTEUR」は、1950年代の欧州のデリバリー用自転車にヒントを得てデザインされた自転車。電動アシスト機能を持ちながらも、美しいデザインを有しているのが特徴です。
シリコンバレー近郊のにある大都市サンフランシスコは、坂の多い街。サイクリストにとっては、電動アシスト機能が本当にうれしい街です。でも、バッテリーやケーブルでデザインが台無しの電動アシスト自転車には乗りたくないと思う人が多いのも、また事実でした。
Faraday Bicycles 創業者の Adam Vollmer さんはこの問題を解決するために、自分が乗りたくなるデザインを持つ電動アシスト自転車を開発。バッテリーをフレーム内に、モーターを前輪に組み込んで、「FARADAY PORTEUR」を完成させたのです。
販売開始された「FARADAY PORTEUR」には、標準で充電器が2個付属するのだとか。これは1つを自分の部屋に、もう1つをオフィスに設置して使用して欲しいという、自転車通勤者にはうれしい、粋な計らい。バッテリーは空の状態から満充電まで約3時間ということなので、仕事をしている間に充電を済ますことが可能です。
残念ながら「FARADAY PORTEUR」は、現時点ではカナダ、メキシコ、米国のみでの販売。でも Apple や Google だけでなく、テスラやブルーボトルコーヒーでさえも日本に進出させてしまうのがシリコンバレー。近い将来、「FARADAY PORTEUR」も日本上陸を果たすかもしれません。
価格は3,500ドル。魅力的な前カゴは別売りで225ドルとなっています。
やはり、前カゴは欲しい?