メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデス AMG が昨年発表したスポーツカー「メルセデス-AMG GT S」。最大出力510ps を発生する4.0リットル V 型8気筒ツインターボエンジンを搭載しており、0-100km/h 加速は3.8秒というハイパフォーマンスマシンだ。


その「メルセデス-AMG GT S」にインスパイヤされたマウンテンバイクが「ROTWILD GT S」。AMG ROTWILD MTB レーシングチームに所属するトップアスリートたちの意見をベースに、ドイツの自転車メーカー Rotwild によって開発された、タフなオフロード車だ。



「ROTWILD GT S」は、ROTWILD とメルセデス-AMG とのコラボによる2台目のマウンテンバイク。本格的なレースでの使用に耐えるようデザインされており、コンポーネントにはすべてレース仕様のものが採用されている。


駆動系には Shimano XTR 電動変速システムを搭載。フロントとリアのスプロケットの中から、最適な組み合わせを自動選択する。これは、山道や悪路を走行する際には、非常に有効な機能だ。


ブレーキは重量わずか267グラムのディスク式。手元で好みのブレーキタッチポイントに変更可能な、FCS 機能を搭載している。


「メルセデス-AMG GT S」からの影響をもっとも受けているのは、そのカラーリングだろう。ソーラービームとカーボンブラックに塗装されたフレームは、「メルセデス-AMG GT S」同様、多くの人からの視線を集めそうだ。


「ROTWILD GT S」には、マウンテンバイク利用者が必要とするバイクケース、サスペンション調整ポンプ、バクパック、そして修理キットが含まれるパッケージが付属する。そしてそのパッケージもソーラービームとブラックにカラーリングされている。


販売開始は2015年5月で、販売台数は限定100台。価格は9,990ユーロ(約130万円)となっている。