ヤマハは、689cc エンジンを搭載したスポーツモデル「MT-07」および、ABS 標準装備の「MT-07A」を2014年8月20日より発売する。


「MT-07」「MT-07A」は「普段着感覚で楽しめる運転の楽しさ」をテーマにした新製品。「またがってわかるボディの軽さとコンパクトさ」「走り出した瞬間に伝わる扱いやすくパワフルなエンジン」「俊敏性を備えながらもビッグバイクとしての風格を備えた新デザイン」などを特徴としている。



国内二輪市場のトレンドは、スピード性能や馬力などの「数値」から、日常走行や市街地での扱いやすさやデザイン性を求めるものへと変化している。「MT-07」「MT-07A」はこのニーズに応え、日常域でパワフルかつ扱いやすいエンジンを搭載。車体は“軽量・スリム・コンパクト”に設計し、操作性を高めている。


エンジンは、新開発の水冷4ストローク・直列2気筒 DOHC 4バルブ 689cc。ライダーが“自分のペース”で走りを楽しめることを基準に、中低速域での粘り強いトルク、リニアなレスポンス、扱いやすいパワーのバランスを図った。


フレームは、“軽量・スリム・コンパクト”なボディを支える新フレーム。重心位置や軸間距離・リアアーム位置などのディメンションは、エンジン特性に合わせ最適化され、ライダー操作とマシンの動きが連動し心地よい走行フィーリングを楽しめる。またリアのリンク式モノクロスサスペンションは、ショックユニットをクランクケースに締結、ショック荷重を受け止める構造物がフレーム側に不要で、良好なフレームバランスを支え軽量化にも貢献している。


メーターは、ビジュアルに情報を得やすい小型フル液晶型マルチファンクションメーターを採用。エンジン回転数のバー表示は、4,000~8,000r/min のトルクバンド表示面を幅広くとり、発生トルクのボリューム感を強調している。ギアポジション表示や、ECO インジケーターも装備する。


スタイルは、“クールアーバンスポーツ”をデザインコンセプトとした。車体上部は“人とマシンの融合美”を、車体下部は“走り”の機能美としてパワーユニットの粘り強いトルク感を表現する“ダブルデッキ・ストラクチャー”を採用している。

 「MT-07」「MT-07A」デザインスケッチ
「MT-07」「MT-07A」デザインスケッチ