NTT コミュニケーションズは、東日本旅客鉄道(JR 東日本)九州旅客鉄道(JR 九州)の新幹線の車内で提供している「列車公衆電話サービス」で誤課金を行っていた。10円で通話できる秒数を誤って登録してしまい、本来より多い金額を課金した恐れがある。

東北新幹線で運行されている E6 系車両  (出典:JR 東日本)
東北新幹線で運行されている E6 系車両
(出典:JR 東日本)

誤った課金情報を設定していた路線は、JR 東日本が東北新幹線、上越新幹線、長野新幹線、山形新幹線(東京駅~福島駅)、秋田新幹線(東京駅~盛岡駅)、JR 九州が九州新幹線。10円で可能な通話秒数を本来より短い以下の誤った値に設定していた。括弧内の秒数が正しい通話可能時間であり、これによって過剰課金された利用者がいたかもしれない。


【誤って設定していた10円で通話可能な秒数】
・昼間(8時~19時):4.5秒(正しくは6.5秒)
・昼間(土日・祝日):8秒(同11.5秒)
・夜間(19時~23時):8秒(同11.5秒)
・深夜・早朝(23時~8時):8.5秒(同12.5秒)

NTT コミュニケーションズは、利用者からの申告を受け付けており、利用状況を確認したうえで何らかの対応をとるとしている。心当たりのある方は、以下の窓口に問い合わせよう。

【列車公衆電話問い合わせ窓口】
・電話:0120-506330(平日9時30分~17時)
・メール:train-tel@ntt.com

なお、九州新幹線の設定はすでに修正済み。JR 東日本の各新幹線の設定は7月3日午前中までに修正して利用再開する予定とのこと。