トヨタは、新型燃料電池自動車(FCV)の販売開始時期、および日本での車両本体価格の目途を公表した。日本では2014年度内に販売を開始。価格は700万円程度になる見込みだという。


トヨタは20年以上にわたって FCV 開発に取り組んでおり、トヨタが開発を進めている FCV はすでに航続距離約700km を実現している。燃料の補給(水素の満充填)に要する時間は3分程度とガソリンエンジン車と同レベルに到達。現状のガソリンエンジン車と同等の利便性を達成している。また、FCV が走行中に排出するのは、水素と酸素の化学反応で発生した水だけであり、環境負荷物質を排出しない。




このように、「走行中は CO2 や環境負荷物質を排出しない」だけでなく、「現状のガソリンエンジン車と同等の利便性」を兼ね備えた FCV は、「究極のエコカー」として高いポテンシャルがあるとトヨタは見ている。



販売は、当面は水素ステーションの整備が予定されている埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県と、その周辺地域の販売店が中心となる見込み。