英国の M2M 通信装置メーカーである Telit Wireless Solutions は、オートモーティブ テレマティックス オンボードユニット プラットフォーム(Automotive Telematics On-board unit Platform:ATOP)事業の新たな主要製品、「ATOP 3.5G」を発表した。

Telit は2014年4月、オランダの NXP Semiconductors から ATOP 事業を買収することを発表していた。


ATOP 3.5G は、道路課金システムや、欧州で義務化が予定されている eCall(車両緊急通報システム)などの、自動車向けアプリケーション開発を簡素化するもの。音声/データ通信のための 3G 携帯電話接続機能、GPS/GLONASS 衛星測位機能、近距離無線通信機能など、必要となるすべての機能を統合している。

ATOP 3.5G は、オンボードプロセッサを3つの搭載している。また、アプリケーション プロセッサは、単純なコード生成と移植性を実現するために、Java J9 仮想マシンをサポートしている。

さらに、インターフェイス専用のプロセッサが、CAN、USB、Ethernet、UART および ADC などの機能を選択して、車両インターフェイスを管理する。

Java 環境の組込み OS である JCOP(JavaCard Open Platform)を搭載した「SmartMX スマートカード CPU がオプションとして用意されており、埋め込み型ハードウェア ベースのセキュリティを提供、エンドツーエンドの取引システムに適した、詐欺防止機能を備える。


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