フィアット クライスラー ジャパンは、「Jeep Cherokee(ジープ チェロキー)」をフルモデルチェンジ。2014年5月17日から販売開始する。


ジープ チェロキーが日本に初めて投入されたのは1985年。2002年の2世代目、2008年の3世代目を経て、今回の4世代目は6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

フルモデルチェンジされたジープ チェロキーのエクステリアでは、フロントに初めて「ウォーターフォールフード(水が滑らかに流れ落ちるようなフード形状)」を採用。従来のモデルではグリルとフードが分かれていたが、一体化されることでより滑らかな仕上がりとなった。フロントには3つのライティングを採用。一番上の LED クリアランスランプは、スリムな印象を際立たせている。その下にヘッドライト、一番下にはフォグランプが装着されている。

エクステリアでは、フロントに「ウォーターフォールフード」が採用された
エクステリアでは、フロントに「ウォーターフォールフード」が採用された

インテリアデザインは、「エモーショナル(感情的)」であることにこだわっているという。その他、収納スペースの機能化もなされている。

インテリアデザインのコンセプトは「エモーショナル(感情的)」であること
インテリアデザインのコンセプトは「エモーショナル(感情的)」であること

オフロード性能も向上された。「Limited」に標準設定された「Jeep アクティブドライブ II」では、2速パワートランスファーユニットにより、トルクマネジメントと4 Low モードを実現。4 Low モードでは、前後のプロペラシャフトをロックすることで、低速走行時のパワーや牽引能力を増強している。「Trailhawk」に標準設定された「Jeep アクティブドライブロック」では、「ロッキングリアディファレンシャル」を装備。険しいオフロードでの走行に必要な低速パワーを実現している。

オフロード性能も向上された
オフロード性能も向上された

新型ジープチェロキーでは、Jeep 初となる「リアアクスル分離機能」を採用。道路状況に応じて、システムが4x4性能が不要であると判断すると自動的に4x2に切り替え、燃費の向上に貢献する。

4x4性能が不要な場合、4x2に切り替えられ燃費の向上を図る
4x4性能が不要な場合、4x2に切り替えられ燃費の向上を図る

エンジンは、「Longitude」には2.4リットル直列4気筒 SOHC の「タイガーシャーク マルチエア2 エンジン」を搭載。走行状況およびドライバーの要求に沿って、シリンダーごと/ストロークごとに正確に吸気量を制御する「電気油圧式」を特徴としている。

「Longitude」に搭載された「タイガーシャーク マルチエア2 エンジン」
「Longitude」に搭載された「タイガーシャーク マルチエア2 エンジン」

「Trailhawk」「Limited」には、3.2リットル V 型6気筒 DOHC の「ペンタスターエンジン」を搭載。これは、「Jeep Grand Cherokee」や「Jeep Wrangler」に搭載されている「3.6L ペンタスターエンジン」の内径(ボア)を5mm縮小したもの。3.6L 同様の洗練されたドライビングエクスペリエンスを提供する。

「Trailhawk」「Limited」に搭載された「ペンタスターエンジン」
「Trailhawk」「Limited」に搭載された「ペンタスターエンジン」

センターコンソールには、8.4インチのタッチスクリーンディスプレーが採用された。

センターコンソールには、8.4インチのタッチスクリーンディスプレー搭載
センターコンソールには、8.4インチのタッチスクリーンディスプレー搭載

価格は2.4L エンジンを搭載した 4x2 の「Longitude」が379万800円。3.2L エンジンを搭載した4x4 の「Trailhawk」が429万8,400円で、「Limited」が461万1,600円。