昨年の夏に発表されたプロトタイプは、ガソリンバイクとは異なり制約がほとんどない電動バイクならではのデザインでした。そのシャシーは、バイクのフロントパートとリアパートを繋ぐ巨大なシリンダー型をしており、内部にはバッテリーが組み込まれるという大胆な構造を持っていました。
現時点で公開されている「EV-1」の画像では、デザインはプロトタイプとほとんど変わっていないように見えます。最大の特徴であるシリンダー型のシャシーはいまも健在です。
この中に超大容量のバッテリーが
予約受付が開始されるにあたり、Newron Motorsは「EV-1」の仕様を公開しました。それによれば、搭載されるモーターは最高出力100PS、最大トルク240Nmを発揮。太いトルクにより、0-100km/h加速は3秒以下を実現しているのだとか。また、最高速度は220km/hに設定されました(リミッター作動)。
バッテリーは高速充電に対応。約40分で80%までの充電ができます。家庭電源での充電に必要な時間は約5時間。フル充電すると最長で300kmまで走行できます。
「充電させてもらえませんか」とお願いする必要はもうない?
このパワーユニットに対応するため、制動系はBeringerと共同開発。ABS付きの320mm径デュアルディスクブレーキが装備されています。
予約はNewron Motorsの公式Webサイトで受付中。価格は6万ユーロ(約720万円)から。出荷は2021年の予定となっています。