ニュージーランドのRomotowによるキャンピングトレーラーは、ガラケーみたいに2つ折りにして牽引し、目的地に着いたらパカっと開いて利用する製品。そのRomotowが最初の1台の製作過程を画像と動画で公開しました。ガラケーキャンピングトレーラー(?)が街を走る日が、また少し近づきました。
Romotowが初めてキャンピングカーのCG画像を公開したのは2012年のこと。その斬新な形状はキャンピングカー愛好者を驚かせ、喜ばせた一方で、「製品化されたら、よくあるカタチになるのでは?」と、実現性を不安視する声も聞かれました。また、中には「USBメモリーみたいなカタチ」と、実現性とは違うところで盛り上がった人も。
これを目指して開発が続けられました
似ているといわれれば、似ているような?
でも今回公開された画像からは、製品版がCG画像をかなり忠実に再現していることがわかります。
頑張ったと言えるのでは?
Romotowキャンピングカーの最大の特徴は、シェル部分を開いたときに出現するバルコニーでした。海岸や山頂などの景色の良い場所にRomotowキャンピングカーを設営すれば、絶景スポットでバルコニーからの景色を楽しめる。そんないままではできなかった楽しみ方が可能になるのが、Romotowの売りの1つでした。
そのバルコニーは製品にもしっかり搭載されるみたい。ここにテーブルを設定してコーヒーを飲めば、どんな場所でもオープンカフェ気分を味わえます。
キッチンのすぐ横にあるので、料理やドリンクを持ち出すのに便利!
ベッドルームの円形窓も「T8」の特徴。高級ヨットのような窓によって、利用者はベッドで目覚めたときからゴージャスな気分に浸れます。そしてこの円形窓も現実のものとなりそうです。
その他、フロントのパノラマウィンドウも再現されています。
今回製造される最初の1台は、完成後はニュージーランドのオークランド近くにあるタウランガに展示されます。また、市販車の生産は2020年の半ばにスタートする予定となっています。
価格は最も基本的な構成で50万ニュージーランドドル(約3,600万円)から。日本からの注文も受け付けてくれますが、購入希望者は一度ニュージーランドの同社を訪れ、詳細な仕様について打ち合わせをして欲しいとのことでした。