AffinityのCamper Vanは、一日中過ごしたくなるキャンピングカー。通常、キャンピングカーはホテルの無い場所でちょっと我慢しながらも、安全に宿泊するために利用するものですが、AffinityのCamper Vanは住みたくなる快適性を目指しています。
(C) Affinity
ハイレベルな快適性を実現するために、限られた空間を最大限に活用しているのが特長。例えばフロントには子ども用の2段ベッドが装備されるのですが、このベッドは運転席を利用して設営する仕組みとされています。
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2段ベッドを利用するには運転席を180度回転させます。このシートのヘッドレスト部分を2段ベッドの支柱として、座面をマットレスとして利用します。
この状態で食事も楽しめます!
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座面は下段ベッドのマットレスに
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キャンピングカーでは、運転席&助手席用空間と居住用空間とは分けて考えられているのが普通。その点、AffinityのCamper Vanでは運転席用空間さえも居住用(就寝用)空間として利用しており、これによって車内をより広く使えます。
ちなみに、上段ベッドは191x67cm、下段ベッドは182x67cmサイズです
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この工夫はリアでも。リアの大人2人用ベッドはリフトアップして天井付近に収納が可能。こうすることでリアには自転車2台を搭載できるスペースを作り出せます。
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その他、ちょっとしたことですが、洗面台は壁面収納タイプに。この空間をトイレとして利用するときには洗面台は壁に吸収されておりちょっとだけ広いトイレに。この空間を朝のハミガキ空間として利用するときには広い洗面台を使用できます。
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一日中過ごしたくなる工夫は空間利用だけでなく、ファーニチャーの配色などでも凝らされています。ファーニチャーにはクルマ用のものではなく、家で使用する配色や素材が採用されています。
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キッチンはL字型。2口コンロ、大きめのシンク、90リットルの冷蔵庫、十分な広さのワークトップなどを装備していて、家のキッチンと使うときとそれほど違和感なく、料理を楽しめます。
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窓の位置にもこだわりが。車内のもっともうれしい場所に、最適なサイズの窓が設置されています。例えば2段ベッドの上段に眠る場合、天窓から星空を眺められる仕様とされています。
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AffinityのCamper Vanは、ドイツ シュトゥットガルトで1月11日~19日まで開催された世界最大級の旅行見本市「CMT 2020」で公開されました。生産は欧州では今月から開始され、価格は6万9,990ユーロ(約850万円)からとされています。
日本での販売について尋ねたところ、同社マーケティングマネージャであるSlawomira Podwojskaさんより「日本の輸出ルールをまったく知らないので、なんともいえない」との回答が。まずは欧州での販売が優先されるようです。
(本稿内の画像はAffinityのSlawomira Podwojskaさんより提供して頂きました)