ホンダの新型アドベンチャーモデル「ADV150」が2020年2月14日に販売開始される。スクーターが持つ快適性や利便性に、アドベンチャーモデルらしい走破性を加えた、非日常も楽しめる軽二輪スクーター。


開発コンセプトは「限界を超えていく都会の冒険者」。これを実現するため、フロントサスペンションではクラス最長となる130mmのストローク量を確保した。リアサスペンションは120mmのストローク量で、3段レートのスプリングによって優れた路面追従性を確保。二人乗りや荒れた路面などの走行時にも快適な乗り心地を実現している。




前後ブレーキにはウェーブディスクを採用。同じ外形のディスクよりも軽く、バネ下重量の軽減に寄与している。フロントABSを装備し、制動時の安心感を高めた。


新開発のホイール＆チューブレスタイヤを搭載。市街地での不意な路面の変化にも対応し、未舗装路や荒れた路面から高速道路まで優れた走破性を実現している。


エンジンには最高出力15PS、最大トルク14Nmを発揮する水冷・4ストローク・149cc単気筒エンジン「eSP」を搭載。低速走行時や荒れた路面での扱いやすさを重視したセッティングとし、低・中速域での力強い出力特性を追求した。

駆動系では低～中回転域でのスロットル操作にダイレクトに応答するため、変速タイミングとプロセスを最適化。リニアなトルクの立ち上がりと力強い加速感を実現している。


スタイリングは都会的でありながらタフな印象のデザイン。機能部品を車体センターに集中配置し、凝縮感のあるボディーとした。


フロントでは、走行シーンに応じて高さを2段階に調整できるスクリーンを装備。アドベンチャーモデルらしさを高めた。


マフラーは前後長を抑えたコンパクトなデザイン。マフラーエンドを高い位置に配置することでさまざまなシチュエーションに対応できるアドベンチャーテイストを表現した。


全灯火器にはLEDを採用。また、スクエア形状の液晶スピードメーターを採用し、各種インジケーターを別体のセパレートメーターに集約することで、情報表示量と視認性を両立している。


ラゲッジボックスの容量は27L。フルフェイスヘルメット1個の収納を可能とするなど、日常の使い勝手から長距離のツーリングまで多様な荷物の積載に対応した。アクセサリーソケット付きインナーボックスは2Lの容量を確保している。



カラーリングは「マットメテオライトブラウンメタリック」「マットガンパウダーブラックメタリック」「ゲイエティーレッド」の全3色展開。メーカー希望小売価格は45万1,000円。