12月26日は「部分日食」、日食の時間は?天気は?―ウェザーニューズが当日の天気傾向を発表

12月26日は太陽が欠けて見える部分日食。ウェザーニューズが当日の天気傾向を発表した。部分日食の時間帯には全国の広い範囲で空が雲に覆われてしまう見込みとしている。

■日食の時間は?太陽の欠け方は?
日食とは、月が太陽の前を横切る時、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象。今回の日食では、インド洋南部や東南アジアの一部、グアムなどでは金環日食に、日本では部分日食となる。また、東日本や北日本では、太陽が欠けたまま日の入りとなる「日中帯食」が発生する。


太陽が欠ける時間は各地で異なり、東京では14時28分頃から16時34分頃の日の入りまで太陽が欠けて見え、食の最大は15時35分頃となる。福岡では食の始まりは14時14分頃からで、食の最大は15時25分頃。食の終わりは16時28分頃となる。

12月26日は「部分日食」、日食の時間は?天気は?―ウェザーニューズが当日の天気傾向を発表
12月26日、東京での「部分日食」

欠け方も各地で異なるが今回は南西の地域ほど太陽の欠け具合が大きくなる。例えば、那覇では最大食分が0.47(太陽の直径の47%が隠される)で、継続時間も長く約2時間40分となる。

■当日の天気は?
12月26日は西から近づく低気圧や前線の影響で天気が崩れ、全国の広い範囲で空が雲に覆われてしまう見込み。ただ、低気圧などの接近が遅い北日本では薄い雲越しに、または雲の隙間から観測のチャンスがある。また、日食の時間帯に低気圧や前線が遠ざかる九州や沖縄でも、雲の切れ間から太陽の欠ける様子が見られるかもしれない。

この見解は12月19日時点での天気予報を元にしたもの。最新の情報についてはウェザーニュースの特設サイト「金環日食2019」を確認されたい。

■ウェザーニューズが金環日食を生中継
ウェザーニューズは「ウェザーニュースLiVE」で12月26日午後、金環日食の様子をグアムから生中継する。番組では、国立天文台の平松正顕さんをゲストに迎え、解説を交えながらの中継となる予定。

12月26日は「部分日食」、日食の時間は?天気は?―ウェザーニューズが当日の天気傾向を発表

番組はウェザーニュースのWebサイトのほか、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH LIVEなど各種動画サイトに配信される。詳細はウェザーニュースの特設サイト「金環日食2019」で確認されたい。