ホンダが、同社によるバイクの世界生産累計が2019年12月初旬に4億台に到達したと発表した。1949年に「ドリーム D型」の量産を開始して以来、70年目で達成された快挙となる。

ホンダバイクの生産台数、実は年々増えています ― 世界生産累計4億台を達成
1949年 ドリームD型
(本格的な二輪車の第一号モデル)

ホンダは現在、世界21か国35拠点で、50ccのコミューターから1,800ccの大型モデルまで幅広く二輪車を生産している。世界での生産累計では1997年には1億台、2008年に2億台、そして2014年には3億台を達成した。


ホンダバイクの生産台数、実は年々増えています ― 世界生産累計4億台を達成
2019年 CBR1000RR-R FIREBLADE SP(生産国:日本)

年間生産台数で見れば2004年に初めて1,000万台を上回った後、2018年には初めて2,000万台を超えて2,082万台を達成するなど、ホンダはバイクの生産台数を年々増加させてきた。

1949年 ドリームD型(本格的な二輪車の第一号モデル 生産国:日本)
ホンダバイクの世界生産累計4億台までの歩み

2018年の地域別生産台数ではインドが588万台と全体の28.1%を占めた。これにインドネシア516万台、ベトナム276万台、タイ168万台が続いており、アジア諸国で高い支持を得ていることがわかる。

ホンダバイクの生産台数、実は年々増えています ― 世界生産累計4億台を達成
2018年度(2018年4月〜2019年3月)の地域別生産台数と割合

本田技研工業 代表取締役社長である八郷隆弘氏は世界生産累計が4億台に到達したことについて、次のように述べている。

「Hondaは、世界中のお客さまに、生活をより便利に楽しくできる二輪車を70年にわたり提供してまいりました。その結果として、4億台を達成することができました。お客さまをはじめ、開発から製造、そして販売やサービスに携わった全ての皆さまにお礼申し上げます。今後も、世界各地のお客さまのニーズや夢に応えられる魅力ある製品の提供に全力を尽くします」

Honda 二輪車の世界生産累計4億台の歩み
2019年 Activa(生産国:インド)