どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」

「Sierra」は悪路走破性にも、室内の快適性にもこだわったキャンピングトレーラー。オーストラリアに本拠をおくAustralian Off Road(AOR)の製品です。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
どこにでも行けるキャンピングトレーラー「Sierra」

驚くのはそのデパーチャーアングル。なんと40.7度に設定されています。独立懸架式のサスペンションやオールテレーンタイヤなどと合わせ、あらゆる地形、あらゆる天候に対応可能な“どこにでも行けるキャンピングトレーラー”を実現しました。


どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
室内の広さを犠牲にしても、悪路走破性を優先!

快適性にもこだわっています。サイズは長さ4,300x幅1,950x高さ2,150ミリと決して大きくはないのですが、その室内にはクイーンサイズのベッドが装備されました。マットレスは約15センチ厚で、このサイズのトレーラーとしてはかなり広々と、快適に眠れます。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
ベッドルームにはクイーンサイズのベッドを装備

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
マットレスにも厚さのあるものを採用
快適性をアップ

ベッドルーム部分にはほぼ全面オープン可能なウィンドウが装備されました。「Sierra」はデパーチャーアングルを大きく取った分、出入り口が極端に狭くなっており、ここだけ見ると室内が窮屈に感じます。でもこの広いウィンドウのおかげで、開放感のある、快適なベッドルームが実現しました。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
狭くなってしまった入り口ドア
出入りにはハシゴが必須となります

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
でも窓を広く取ったことで開放的な室内を実現

「Sierra」の前方には大容量の収納が装備されています。この収納には室内からアクセスが可能。ベッドルーム内にはなるべく荷物を置かずに広々と使い、必要に応じて収納から物を取り出す、といった使い方ができるようになっています。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
前方には大容量の収納

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
収納にはベッドルームからアクセスできます

その他の装備は一般的な小型キャンピングトレーラーとそれほど変わりありません。キッチンなどは一部を外に引き出してL字型カウンターとするタイプで、アウトドアでの調理を楽しめます。給水用タンクは60L。オプションで140Lにアップグレードすることもできます。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
キッチンはベッドルームの反対側に取り付けられました

オプションはその他にも豊富に用意されており、例えばルーフトップテントを装備して就寝できる人数を増やすこともできます。また、シャワーを追加することも。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
フル装備の「Sierra」

価格は4万2,500オーストラリアドル(約316万円)から。日本だとこれほどのデパーチャーアングルを求められる道や場所がちょっと思いつかず、必要性もなさそうではありますが、「Sierra」の“どこにでも行ける”を感じさせるルックスには、かなりワクワクさせられてしまいます。

どこにでも行けるキャンピングトレーラー、AOR「Sierra」
いっそ、オーストラリアに住む!