Neuron EVの「T/One」

米国Neuron EVが「T/One」を中国国際輸入博覧会(China International Import Expo:CIIE)で公開しました。「電動のユーティリティビークル(Electric Utility Vehicle:EUV)」という新しいカテゴリーの創出を目指すコンセプトモデルで、テクノロジーの利用に抵抗の少ない30~50歳の若いプロフェッショナルに向けてデザインされています。

Neuron EVの「T/One」
Neuron EVが「T/One」を公開

ベースとなるシャシーの上にモジュラーコンポーネントを組み合わせることで、様々な構成が可能となるEV。このコンセプトは米国RIVIANによる「R1S」「R1T」に似ています。


Neuron EVの「T/One」
EVならではの自由な構成

今回CIIEで公開されたのはピックアップトラック構成となった「T/One」。インテリアレイアウトは、フロントシートが1人用でリアシートが2人用という実にユニークなもの。ちょっとだけ昔の3輪トラックを思い出させる室内となっています。

Neuron EVの「T/One」
フロントシートは1人乗り
ここだけは3輪トラックのよう

リアシートにはゆったりとしたレッグルームが与えられました。また、ピックアップトラックのリアシートは荷台の存在のために固定式になっていることもあるのですが、「T/One」のリアシートはリクライニングが可能とされています。

Neuron EVの「T/One」
リアシートには広いレッグスペース

Neuron EVの「T/One」
リクライニングも可能

インテリアレイアウトでは今回公開されたもののほか、2人乗りで荷台を大きく取るタイプや、荷台を最小限にして6人搭乗可能にしたタイプもありうるのだとか。

Neuron EVの「T/One」
マンションの「選べる室内レイアウト」みたいですね

開発理由はテスラの「サイバートラック」とほぼ同じ。大型のSUV、RV、そしてピックアップトラックは燃料消費量が多いので、持続可能な社会の実現に向けては電動化が急務であると、Neuron EVは説明しています。

Neuron EVの「T/One」
中国で公開した理由も、そこにあるようです